前回の投稿でも書いた通り、DIGAWELのレザーグッズの完成度は相当高いです。
それはこちらのインタビューにもあるように、デザイナーの西村さんが「自分が使いたいものしかつくらない」という明確なルールを持っているからではないでしょうか。
写真には写っていませんが、2014年に初めてLパースのSサイズを買いました。
前職のショップで購入したのですが、店内が暗かったのと、その時に接客してくれたスタッフの「NAVYです!」の言葉を鵜呑みにして間違えてBLACKを購入したのも今では良い思い出です。
ブライドルレザーを使用しているため、使い込む程にアジが出て、手放せない相棒となっていたのですが、先日ファスナーの持ち手がポキッと折れてしまったため、今回修理に出してきました。
日本ではこのLパースを小銭入れとして使用していたのですが、ここParisではスリが多い事から、(特に男性の)財布は限りなく小さい事が多いです。
名刺入れのようなケースに小さくたたんだお札とカード、小銭はポケットに、というのが王道で、日本で一般的な二つ折りの財布は大きすぎるよ、とParisのショップ勤務時代に言われたのが衝撃でした。
もちろんすぐさま影響されて、このLパースのみで全てが収まるように工夫してきましたが、Parisに来る前に購入していたLパースのMサイズ(今度はちゃんとNAVYを買えました)を冬限定でジャケットの内ポケットに入れて使っていました。(その上にコートを着てボタンを閉める事でスリ対策になります)
修理が上がるまではこのLパースで乗り切ろうかと思っていたのですが、せっかくなら使った事のない形にもチャレンジしたいと思い、今回購入したのがこちら。
カードケースです。
日本だったら財布としては絶対使わないサイズですが、今なら使いこなせそうだと思いました。
もうこの際小銭は持ち歩かないと決めるのも良いかもしれません。
(実際は数枚ポケットに入れておく)
最初の写真で写っているパスポートケースと同じシボ革を使用していて、傷が目立たず、アジが出やすい革ではありませんが、何年も前に「そういうの(アジがあまり出ない)が気分なんだよね」と西村さんが言っていたのを思い出します。
アジが出にくいとは言え、使う人の個性を伴った形に変化していくのがレザーグッズというものですから、革靴と同じく強い愛着を持ってしまうのです。
全てのレザーグッズはこのような袋に入って渡されます。
Much was decided before you were born.
意味は・・・
今度聞いておきます・・・・・・
Seki