LIVIN' IN PARIS

Leather cases

date: 2017.04.04 category: FASHION author:

前回の投稿でも書いた通り、DIGAWELのレザーグッズの完成度は相当高いです。

それはこちらのインタビューにもあるように、デザイナーの西村さんが「自分が使いたいものしかつくらない」という明確なルールを持っているからではないでしょうか。

 

写真には写っていませんが、2014年に初めてLパースのSサイズを買いました。

前職のショップで購入したのですが、店内が暗かったのと、その時に接客してくれたスタッフの「NAVYです!」の言葉を鵜呑みにして間違えてBLACKを購入したのも今では良い思い出です。

ブライドルレザーを使用しているため、使い込む程にアジが出て、手放せない相棒となっていたのですが、先日ファスナーの持ち手がポキッと折れてしまったため、今回修理に出してきました。

日本ではこのLパースを小銭入れとして使用していたのですが、ここParisではスリが多い事から、(特に男性の)財布は限りなく小さい事が多いです。

名刺入れのようなケースに小さくたたんだお札とカード、小銭はポケットに、というのが王道で、日本で一般的な二つ折りの財布は大きすぎるよ、とParisのショップ勤務時代に言われたのが衝撃でした。

もちろんすぐさま影響されて、このLパースのみで全てが収まるように工夫してきましたが、Parisに来る前に購入していたLパースのMサイズ(今度はちゃんとNAVYを買えました)を冬限定でジャケットの内ポケットに入れて使っていました。(その上にコートを着てボタンを閉める事でスリ対策になります)

修理が上がるまではこのLパースで乗り切ろうかと思っていたのですが、せっかくなら使った事のない形にもチャレンジしたいと思い、今回購入したのがこちら。

カードケースです。

日本だったら財布としては絶対使わないサイズですが、今なら使いこなせそうだと思いました。

もうこの際小銭は持ち歩かないと決めるのも良いかもしれません。

(実際は数枚ポケットに入れておく)

 

最初の写真で写っているパスポートケースと同じシボ革を使用していて、傷が目立たず、アジが出やすい革ではありませんが、何年も前に「そういうの(アジがあまり出ない)が気分なんだよね」と西村さんが言っていたのを思い出します。

アジが出にくいとは言え、使う人の個性を伴った形に変化していくのがレザーグッズというものですから、革靴と同じく強い愛着を持ってしまうのです。

全てのレザーグッズはこのような袋に入って渡されます。

Much was decided before you were born.

意味は・・・

今度聞いておきます・・・・・・

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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