LIVIN' IN PARIS

The reason of BG-01

date: 2017.07.18 category: ANONYMOUS author:

昨日の投稿では書かなかった「トートバッグをたまたま使い始めたきっかけ」は、今年の1月のファッションウィークまでさかのぼります。

その日はDIGAWELのレザーバッグを持って展示会に出かけました。

地下鉄に乗っていると、前のマダムが僕のバッグを指差して何かを言っています。

何を言っているかは分かりませんが、とりあえずバッグを見てみると、中のペットボトルから水が大量にこぼれていました・・・

レザーの特性なのか、縫製が丁寧だからか、中の水はあまり外に漏れず、バケツのようにバッグの中に溜まっていました。

慌てて次の駅で降りて、中身を全部出してみましたが、もちろん水浸し・・・

 

気を取り直して、そのまま展示会場へ。

いくつかのブランドがある中で、たまたま以前お会いした事のある日本人デザイナーに再会しました。

聞くと初めてのParis出展だそうで、今回の展示会の為に製作したノベルティのバッグを頂きました。

通常こういったノベルティを頂いてすぐに使う事はないのですが(そして結局一度も使わない)、持ってきていたバッグがまだ乾いていなかったので、有り難く使わせて頂く事にしました。

 

そんなきっかけで使い始めたトートバッグだったのですが、これがかなり考えられたデザイン(サイズ)でして、とても使いやすく、ファッションウィーク中はずっとそのバッグを使い、気付けばそれから毎日愛用するようになりました。

自分が使ってみて本当に良いと思えたバッグをAnonymousの第一弾で発売したい、という思いから製作がスタートしたのですが、そのきっかけは「たまたま」のご縁だったりするのが面白いところだと思っています。

The reason of releasing a tote bag as the first product in Anonymous was from my opportunity to start using a factional and useful bag by chance.

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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