LIVIN' IN PARIS

STUDIO NICHOLSON

date: 2017.10.30 category: FASHION author:

ロンドンをベースにするSTUDIO NICHOLSONは元々レディースのみのコレクションを展開するブランドでした。

デザイナーのNickはいつもメンズライクな着こなしをしていたので、メンズのコレクションがスタートすると聞いた時にも驚きはなく、きっと良いコレクションになると思っていました。

STUDIO NICHOLSON used to be a brand only for women’s . 

But the styling of Nick (designer) was always mannish, so I knew her men’s collection was going to be awesome.

そしてこの秋冬からスタートしたメンズコレクションは、やはり予想以上の素晴らしいものでした。

アイテムはメンズのベーシックなラインナップながらも、硬くなりすぎないコンテンポラリーなコレクションは女性デザイナーらしく、今までありそうでなかったバランスで、やはり日本のマーケットでも受け入れられているようです。

 

今回の東京滞在では何か服を買おう!と決意してショップを回ったのですが、なかなか良い出会いがなく、結局は最終日に外苑前でやっていたこのSTUDIO NICHOLSONのポップアップショップで買い物をするという、別に日本じゃなくてもできそうなものですが、Parisでは取り扱っているショップもないので、それはそれで良しとしています。

今回購入したのはポップアップ用に6着製作したというウールのシャツジャケット。(Nickはシャケットと呼んでいました)

I bought a woolen shirt jacket (Nick called it shacket) which was one of 6 shackets made for the pop-up this time.

イーストロンドンにあるBLACKHORSE LANE ATELIERSというブランドとのコラボレーションモデルです。

このブランドはその名の通り、Blackhorse Laneに工場があり、MADE IN LONDONの製品を作っています。

以前Londonに行った時にデニムを見かけて気になっていたのですが購入には至らず、ここに来ての再会となりました。

シルエットはNICHOLSONらしい、ゆったりとしたサイジングで、インラインではイギリスのMOON社のウールを使ったものが存在していますが、今回の別注ではインディゴ染めのウール/コットンのヘリンボーンを使用しており、どことなく軍モノのシャツを連想してしまい、購入を決めました。

フロントの大きめのマチ付きポケットが特徴的ですが、左右のポケットの位置が微妙にずれているのも好みです。(しかもデザインというには結構微妙なずれ方でそこがまた良い感じなのです)

ポケットのフラップの付け方(ボタンホールの部分)も独特で良いなと思います。

唯一の懸念点はフラップをバイアス=斜め使いにしているところで、これがチェックだったら確実に購入を諦めていましたが、ヘリンボーンはギリギリOKかと・・・

インディゴ染めという事で、どのような経年変化を見せるのか分かりませんが、今後着込んでいくのが楽しみです。

これからの時期ならコートのインナーにするのにも最適な感じがします。

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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