LIVIN' IN PARIS

HOLIDAY MAGAZINE

date: 2018.04.12 category: BOOK author:

ここ最近はParisでは最もよく足を運ぶ場所になりつつあるHOLLIDAYのショップ。

以前のポストでも書いた通り、HOLIDAYは40年代から70年代まで発行されていた雑誌で、海外旅行という概念がまだ一般的ではない時代に、世界中の美しい写真を掲載していました。

僕が初めてこの雑誌を見たのは2年前で、既に閉店してしまったColetteでした。

その時は大きめの判型と、そこに印刷された美しい写真に目を奪われましたが、今回の最新号を手にすると改めてそのサイズの重要性に気付かされます。

Once again, I noticed the importance why it’s so big. We cannot experience this emotion through mobile devices. 

そういえば、Parisに戻る日の羽田空港の本屋で見かけたこちらの雑誌もとても大きな判型でした。

大きすぎてバッグに入らなかった為、空港で買う事はできませんでしたが、とても強く印象に残っています。

内容紹介文にも書いてあるように、判型を大きくすることでタブレットやノートPCなどのモバイルディバイスでは得られない「体験」を読者に提供したいと思っての判型だそうです。

これは確かに納得で、このHOLIDAYだと巻頭のブランドの広告ですら見ていて何だか楽しくなります。

 

今号は3つの宗教にとっての「聖地」として有名なJerusalem(エルサレム)がテーマです。

実際に現地で行われたファッションシュートを中心に美しい写真たちが並びます。

 

まだ前職のショップが中目黒にオープンする前の2008年の春に、雑誌MONOCLEの撮影のアシスタントでレバノンのベイルートに行ったのが僕にとって唯一の中東訪問です。

同行したカメラマンのレンズが多いのを空港職員に怪しまれて、彼が別室に連れて行かれて数時間戻って来られなかったので、迎えにきたアテンドの人が方々に電話をかけてようやく出てこられたり。

帰りの飛行機は僕だけ早いスケジュールだったのですが、出発時間を過ぎても出国審査の列が全く進まず、不安で仕方がなかったのに、他の乗客達は全く意に介さず、結局何事もなかったかのように遅れて出発したこともありました。

当時はまだ英語も話せず(今も大して話せない)、海外に行った事も数えるほどしかなかったので衝撃の連続でしたが、こうやって書いてみると良い思い出です。

 

なかなか気軽に行く事のできる地域ではありませんが、いつか訪れてみたいと思っています。

それまでは雑誌の写真を見ながら、いろいろな場所に思いを馳せるとしましょう・・・

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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