LIVIN' IN PARIS

Repaired Alden

date: 2021.12.02 category: FASHION author:

フランスに来てから困っているのがリペア関係。

まずは靴のお直し。

そんなにたくさんの機会があるわけではないですし、例えばJ.M.WESTONでしたら直営店がたくさんあるので、そこで修理すれば事足ります。

 

しかしAldenなどの外国靴は自分でどこか腕の良いお直し屋さんを探す必要があります。

以前、Le Yucca’sのギリーの底張りを試しにとあるお直し屋さんに出してみました。

出来は悪くはないけれど何かが違う。

オールソールを頼もうとは思わないかも、という印象です。

 

でも手当たり次第に試すわけにはいかず。

というわけでLUTAYSのJeanに「良いお直し屋さん知らない?」と聞いたところPARKS Parisのすぐ近所にあるとのこと。

で、早速出してみました。

日本に住んでいた頃なので7年くらい前ですかね、購入したのは。

以前クレープの接着面が剥がれてしまったのを日本で簡易修理してもらいましたが、2年ほど前にまた剥がれてしまい、お蔵入り(たぶん意味が違う)になっていました。

 

で、今回「オールソールで」とお願いしたものの、そういえば細かい指示って何にもしなかったなと受け取ってから気付きました。

最近の気分だったら別にクレープじゃなくてよかったんだった、とか。

レザーソールはちょっと違うとしても、ライトウェイトのVibramとかでも良かったのかも。

 

というのもAldenのクレープは「プランテーションクレープ」という爪先部分がレザーになった特殊な仕様。

この部分も指示しませんでしたがトゥスチールまで再現してもらっていました。

店主に聞くとクレープの修理はやったことがなく、彼が店を開業してから初めてとのこと。

仕上がりにはとても満足したので、また他の靴の修理を頼むわ、と伝えたところ「クレープ以外でね・・・」と言われました(笑)

だいぶ面倒だったみたいです。

 

Alden純正にのような黒い(グレーっぽい)色のクレープではなく、コバも丁寧に塗ってもらっています。

最後にアッパーもしっかり磨いてもらいフィニッシュ。

 

生まれ変わったAldenとまた付き合っていくのが楽しみです。

せっかくだから紐も今度新しくしようかと思います。

平紐も良いかも?

 

でも最近黒い革靴(しかもシボ革)を買ったばかりなのが気になるところではあります。

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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