LIVIN' IN PARIS

MON ONCLE

date: 2022.01.28 category: FASHION author:

「ぼくのおじさん」というとってもストレートなネーミングのメディアが立ち上がりました。

「おじさんの知恵袋マガジン」という副題も興味をそそりますよね。

 

編集長の山下さんとは今から10年ほど前、当時僕が働いていた中目黒のショップで初めてお会いしました。

見るからに只者ではない雰囲気を纏った山下さんは当時ツータックのチノパンを探していて、たまたまその店で扱っていたCOSMIC WONDERのツータックのチノパンを購入されました。

その時に「今はこういうおじさんぽいチノパンってなかなか見つからないんですよね」と言っていたのを今でも覚えています。

その後は山下さんがライカ好きというのもありメディアでその動向をチェックしていましたが、なかなかお会いする機会はありませんでした。

 

それが昨年のこと、LUTAYSのJeanから「日本に行くならサンプルを持って帰ってきて欲しい」という依頼を受けて、そのサンプルの受け渡しで向かった新宿の喫茶店でお会いしたのが山下さんだったのです。

嬉しいことに山下さんも僕の活動は見て頂いていたようで、その日は何時間もいろいろな話をしました。

その時に山下さんが新しいメディアを作る、という話を聞いてから待ちわびていた「ぼくのおじさん」がついに始まりました。

 

今の時代はとにかく情報の嵐で、毎日たくさんのニュースが流れてきます。

新しいショップがオープンしたとか、どんな別注アイテムが登場するかとか、どこかのデザイナーが交代したとか・・・

僕はこれらの情報をチェックするのは結構好きで色々と気になってしまうのですが、本当は「あまり世間の情報とか興味ないんだよね」とクールに振る舞いたい自分もいます(笑)

あとは情報ばかり見ているとたまに疲れてしまうこともあるので、気を付けないとなとは思っています。

 

そんな早すぎる流れの中にあって、この「ぼくのおじさん」のようなコンセプチュアル(という言葉が適切か分かりませんが)なメディアはとても貴重で、自分にとっては色々と考えるきっかけを与えてくれます。

もちろん響かない人にはなんのことやら?な内容もあるかもしれませんが、メンズファッションに興味がある方には是非一度ゆっくりと、腰を据えて見て頂けると良いかもしれません。

小説やエッセイを本で読むような感覚で向き合うと、ちょうど良いのかなって僕は感じました。

 

そして「おじさん」と、これからの時代を切り拓く「ぼくたち」とのコミュニケーションによって新しいカルチャーを産み出していこうという考えもあるようです。

そんな「ぼくたち」の代表として、いつも僕の仕事を手伝ってくれている古江さんが参加しているのも気になっていたポイント。

彼の書いた記事もアップされるそうなので、今から楽しみです。

 

「ぼくのおじさん」を読む週末、いかがでしょうか。

皆様、素敵な週末をお過ごしください。

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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