LIVIN' IN PARIS

Museum Tinguely

date: 2022.05.03 category: OTHER CITY author:

スイスにいると言ってもやる事は普段と同じ。

街を散策したり、カフェでビールを飲んだり・・・

特別なことと言えばその街の美術館に行くことでしょうか。

(Parisでも行きますが)

バーゼルにあるティンゲリー美術館は、スイスの画家であり彫刻家のジャン・ティンゲリーの作品が常設展示されている1996年にオープンした美術館です。

この写真の噴水(のようなもの)も動画で見せたいのですが、変な動きです。

なんかこういうのどこかで見たことあるな、と思っていたらParisのポンピドゥーセンターの横の噴水がティンゲリー(と彼のパートナーのニキ・ド・サンファル)によるものだそうです。

 

展示されている作品で印象的なのは、小さなものから大きなものまで廃材などを使った機械仕掛けのもの。

作品の横には足で押すスイッチがあり、実際に作品が動くのを見ることができます。

機械である以上、部品が摩耗するので作品によって動く時間は決まっていて、大体数秒間〜数十秒間です。

稼働が終わりもう一度動かすには、フットスイッチのランプがチャージされるまで待つ必要があります。

これも作品よって変わりますが、数分待つものから大きな作品だと決められた時間(12:00とか)にのみ動くものまで様々です。

機械の動きや音も含めて、違和感があり面白さもあります。

噴水の動きと同じで変なんです。

それが作品の魅力になっているのかなと思います。

 

また、作品である機械を修復する人たちの作業風景やインタビューの動画も上映されていました。

それぞれの作品の稼働時間を決めたり、もう壊れそうなものは動かさないという判断をするのも修復士たちの仕事だそうです。

 

冒頭の写真の作品は実際に登ることができたりと、大人だけでなく子供にとっても楽しめる美術館です。

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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