LIVIN' IN PARIS

“fis”

date: 2022.08.15 category: FASHION author:

洋服や革靴、バッグなどはいろんなブランドのものを使ってみたいと思っていますが、眼鏡だけはBuddy Optical一筋です。

 

正確に言うと何度か浮気をしたことは認めますよ・・・

それでも複数品所有したいと思うのはこのブランドだけです。

自分の顔に馴染むというのもあるのですが、デザイナーの池原さんがファッションやアートに造詣が深く、思想を持ってデザインされた眼鏡でありながらアウトプットは極めてシンプルで美しいもの、というところに惹かれ続けています。

日本に来たタイミングで一年に一本は購入しているので、所有している眼鏡は10本を超えていると思います。

 

先日も大阪の直営店であるhowseに行き、新しい眼鏡を購入してきました。

僕にとって眼鏡はその時の気分を強く反映させるものなので、毎回第一印象で欲しいものが決まるので悩むことはあまりありません。

今回もこのfisというメタルフレームのモデルがすぐに気になりました。

小ぶりな楕円形のフレームに薄い色のレンズが昭和の怖いお父さん感を演出します。

しかもこのモデルは24金メッキが施されているという悪趣味全開な一本です。

こんな眼鏡かけてるのは映画の中のチンピラくらいかなと思うほど、分かりやすいキャラクター設定で気に入っています。

 

スキンヘッドには悪くないチョイスかと。

デザイナーの池原さんは毎回僕の選ぶ眼鏡が気になってくれるみたいで、「ここいくか〜!」みたいな会話をするのもまた楽しいのです。

先週土曜にTFに立っていた時も感じたのですが、台風で大雨にも関わらず開店と同時にたくさんのお客様で賑わい、シャツのことやデニムのことなどを語り尽くす時間(大抵の場合は僕が喋りすぎてしまうのですが・・・)を過ごしていると本当にオタクの世界だな〜と強く感じています。

それは決して収集したものを自慢し合うという関係ではなく、「なぜそれを作ったのか?」「なぜそれを選んだのか?」などを共有できる、共通の趣味を持つ者同士の時間です。

マニアじゃないけどオタク、みたいな感じでしょうか。(違いが曖昧ですが)

 

そんなことを今回の日本滞在では改めて思った次第です。

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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