LIVIN' IN PARIS

Bin Sugawara

date: 2022.09.16 category: BOOK author:

やっぱり詩集って柄じゃないけれど・・・

僕が唯一買ってまで読みたい詩人、菅原敏さんの2021年の作品。

ちょっとキザで、ちょっと笑えて、でも美しい。

とても気持ちよく、自由に言葉を使う人だなという印象です。

表紙のカバーを外すと人肌のような滑らかな紙を使っていたり、ページ構成やレイアウトも凝っていて、読むたびに発見があります。

今日はどうしてこの本のことを書いているかと言いますと・・・

その菅原さんがParisに来ていたので、先日お会いしてきたのです。

 

何回かイベントなどでお会いした事はありましたが、ゆっくりお話しするのは初めて。

せっかくなので、ミーハー心全開でサインをお願いしてみると、「関さんは誕生日はいつですか?」と。

答えると「10月の3週目ですね」と言って、そのページにサインをしてくれました。

この詩集は四月から始まり、三月までの12ヶ月にそれぞれ4篇(4週)の詩が書いてあります。

サインをするページまで考えてくれるなんて、粋だなーと嬉しくなりました。

 

あとがきは袋綴じになっていて、開くと横には「菅原敏電話朗読室」の文字が。

書いてある番号に電話をかけると好きな詩を一編、朗読してくれるみたいです。

自動音声とかではなく、菅原さんご自身が出てくれるそうですよ。

こんな贅沢な遊び心がファンにはたまりませんよね。

 

詩なんて興味ないなって方にこそ、読んでもらいたい作品です。

やはり日本語って美しいな。

 

それでは皆様、素敵な週末をお過ごしください。

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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