
ずっと出張に出ていてなかなか履く機会がなかったのですが、今シーズンも入荷しました。
イタリアが誇る最高級ブランドの一つ、Le Yucca’sです。
毎回keylime Tokyoらしいマニアックで、でも履きやすいスペシャルなオーダーを入れさせていただいております。
ほぼkeylime Tokyo以外ではオーダーしないんじゃないかなって、そんなモデルばかりです。
今回はビットローファーをオーダー。
Le Yucca’sのビットローファーは10年以上前から人気の品番で、某イタリアのブランドが昔使っていたビットを使っているとかいないとかの噂は聞いたことある方もいるかもしれません。
ですが、僕は皆さんがオーダーしていたビットローファーではなく、ミッドカットのものに一目惚れしました。
サンプルはオーストリッチのアッパーにレザーソールという仕様でしたが、keylime Tokyoではスウェードのアッパーにラグソールの組み合わせ。
どうですか?このボリューム感。
勘の鋭い方ならもうお気付きかもしれませんが、これは90年代〜2000年代初期にかけて販売されていたラギッドソール・ビットローファーをイメージしています。
僕は履いたことはありませんでしたが、当時一緒に仕事をしていた人が持っていたのを見て「こんな格好良い靴があるんだ!」と良い意味でラグジュアリーブランドへの見方が変わったのを覚えています。
上質なスウェードのアッパーに付いた小ぶりなビット、そこに合わせたラグソールというアンバランスにも感じるデザインはいつの時代にも通用するクラシックな格好良さがあると思います。
アッパーのスウェードはブラックに見えますが、これ実はアンスラサイトという色で日本語でいうところの墨黒なんです。
色が褪せてくるのがスウェードの宿命ですが、ブラックよりもアンスラサイトの方が経年変化が格好良いよね、とデザイナーのゆかさんとParisで盛り上がって迷わずオーダー。
ブラックよりも柔らかく上品な印象になるのも気に入っています。
keylime Tokyoらしく合わせるのはいつものジーンズでいっちゃいましょう。
ブルーデニムで合わせるのも90年代オマージュで格好良いですし、ブラックデニムやチノパンもハマるでしょうね。
フィッティングはかなり緩めですが、そういう靴だと割り切ってスリッパやサンダル感覚で楽に履くくらいが格好良いんです。
履きやすくて脱ぎやすいので急いでいる朝にもスポッと履いて出かけられます。
そしてスウェードアッパーにビブラムソールということを生かして雨の日用にしちゃっても良いくらい。
履くとびっくりするくらい格好良く、いつものカジュアルスタイルが明らかに格上げされるのもこの靴の良いところ。
Le Yucca’s Bit Loafer Boots, Anthracite
ここ数シーズンは自分用にする前に売れてしまったので、久しぶりのLe Yucca’sのシューズ。
これは絶対ハマる人多いと思いますよ・・・
Seki







