
マルシェと蚤の市は、パリを語るには欠かせない存在であり
観光で来る人達も、必ずと言っていいほど訪れる場所だと思う。
マルシェならバスティーユやラスパイユ、
蚤の市ならヴァンヴ、クリニャンクールが有名なところで
それらもすごく素敵な場所なのだけれど、
個人的には、12区にあるアリーグルの市場が気に入っている。
月曜日を除く毎日やっていること、
蚤の市とマルシェを両方楽しめること、
家から比較的近いこと。
と、三拍子揃っていて、私にとっては、便利な存在だ。
蚤の市は、ガラクタがほとんどだけど、掘れば安くていいものが見つかるし
マルシェは、全然おしゃれじゃないし、
ホームレスの人が野菜をつまみ食いしてたりするけど、
地元の人でごった返しているだけあって、安くていいものが見つかる。
要は、安くていいものが見つかる、いい市場なんである。

ここはかなりパリらしい空気を感じられる場所だと思う。

海鳥も休憩していたりしてギョッとする。
さて。 この市場で、ぜひおすすめしたいのが、行列のできる肉屋「Les Provinces」。
ここは、普通のお肉屋さんなのだけど、店内にレストランが併設されていて、
そこで売っているお肉を、その場で食べられる素敵なお店。
肉屋のシャルキトリ盛り合わせ、がっつりステーキも安くて美味い。
YOYOとか、なかなかよいセレクトのビオワインを置いているところも ポイント高い。

côte de boeuf pour 2 (二人前/たしか49.5€)
20 Rue d’Aligre, 75012 Paris
土曜日か日曜日ならば、午前中に市場に行って、
「DERSOU」にランチを食べに行くというのも、よいコースだと思う。
「DERSOU」については、また改めて書こうと思う。
私にとって、いちばん身近で、大切なレストラン。