日本では知らない人はいない(であろう)漫画家、浦沢直樹の展覧会がHôtel de Villeにて開催されていたので行ってきました。
L’ART DE NAOKI URASAWA (Everybody knows in Japan) is hold in the Hôtel de Ville until the end of next month.
フランスでは古くからTintinを初め、マンガが愛されており、第9の芸術とも言われているそうです。
1〜8番目は調べてみると、「建築」「彫刻」「絵画」「音楽」「文学(詩)」「演劇」「映画」「メディア芸術」となっています。(諸説あり)
日本のマンガも広く読まれており、本屋には日本のマンガコーナー(フランス語版)があって子供達が立ち読みしていたり(日本と一緒ですね)、地下鉄に乗ると日本のマンガを読んでいるフランス人を見かけたり(これも日本と一緒ですね)します。
以前、電車内でドラゴンボールを読んでいる女性を見た時には、なんだか嬉しくなりました。
もちろん浦沢作品も多くフランス語に翻訳され、ここParisでもとても人気があるようです。
会場内はフランス人ファンが熱心に作品に見入っていました。
今回は入場が無料の展示でしたが、無料とは思えないほどのボリュームで、代表作の生原稿(この表現合ってますかね?)が見れたり。
Entrance fee is free, but you can see so many drafts and precious pieces of Urasawa.
(これは昨年からスタートしたルーブル美術館との共同プロジェクトの新作連載だそうです。知らなかった・・・)
そういえば僕が子供の頃はフランスと言えば、この方だったのを原稿を見て思い出しました。
ラフスケッチや絵コンテなんかもありました。
中には子供の頃書いたマンガや落書き(といって良いレベルではないですが)も・・・
ちょうど小学生くらいの子供達も見に来ていました。
皆、見るより書く方が好きというのもフランスっぽくて良いです。
僕が行った時の来場者はほぼフランス人で、自分が日本人だというだけで「うんうん」なんて誇らしく(ちょっと上から目線で)見守っちゃいますが、きっと彼らの方が詳しいんだろうなあ、なんて思い直してみたり。
とは言え、このようにアートでも、ファッションでも、料理でも、日本人が評価されているのを見るのは嬉しいものです。
I feel happy to see many Japanese have good reputations not only in fashion and foods but also arts.
これもアウェイだからこその気持ちなのでしょうか・・・
とか書いちゃっていますが、単に自分が楽しかっただけだと思い直し、家にあったこの本を読み直そうと手に取ったのでした。
Seki
(会場にはもちろんこのフランス語版が売っていました)
L’ART DE NAOKI URASAWA
Paris rendez-vous Hôtel de Ville
29 rue de Rivoli 75004 Paris
入場無料
3/31までなのでその期間にParisに行かれる方は是非。フランスから見た日本を感じられるのも楽しい時間だと思います。