アートディレクションというのでしょうか?
デザインの力って素晴らしいなって思ったカタログ。
This catalog made me think it’s attractive to be designed (art-directed).
なんだか「カタログ」って少し固いとか退屈な響きもあったりして、最近はブランドが作るのはLookbookなんて呼んだりもしますが、(厳密には違うのかもですが)内容はだいたい一緒ですよね。
大昔(1980~90年代)には海外の名だたる大御所フォトグラファーが撮影したり、日本のブランドなのに必ず海外ロケなんて時代もあったそう(体験してない)なのですが、今はどこもそんな予算があるはずもなく、アイディア勝負という事で様々な趣向が凝らされています。
余談ですが、今はどんな規模のブランドだろうがだいたいカタログを作っていて(それは紙だったり、Webだったり、Instagramだったり)どれも良くできていると感じます。
でも皆が作ると見慣れてきてしまって、新鮮さは薄れてしまいますよね。
そんな状況へのアンチテーゼでもなんでもないですが、僕がやっているS Hはアイテム写真を綺麗に撮影してもらうだけにしています。
ただ、たまには面白いアプローチのカタログを作ってみるのも良いかなって思わせてくれる作品に出会いました。
昨日の本を買った時に頂いてきたSteven Alanのシーズンカタログ。
大手セレクトショップのカタログってやっぱり予算もあるだろうし多くのお客様に届く内容でなければいけないと思うので、良くも悪くもちゃんとしたものになるのだと思います。
でもこのカタログは全然ちゃんとしてない。
まず紙自体が綴じられていなくて、輪ゴムが入っている。
で、それらがシワシワの袋に入っているという自由さ。
うん、これは欲しい。
家に持って帰っても捨てずに取っておきたくなるな、と。
写真やスタイリングなどの内容ももちろん大切なんですが、それよりも何を伝えたいかが分かるデザインというのに強く惹かれてしまいます。
こういうカタログ作ってみたい、と思ってしまいました。
なんかステッカーもゆるいテンションで付いてたり。
Seki
そしてこちらも引き続き発売中ですので、どうぞよろしくお願い致します。