LIVIN' IN PARIS

S H FW20

date: 2020.09.03 category: S H author:

ここでは既に書いてしまったんですけど、8月からS Hの新しいシーズンが始まっています。

今回のシーズンカラーはSANDです。

ベージュともキャメルとも違う、少しだけピンクがかった色。

 

アメリカ軍の3Cデザートカモが元ネタです。

This season’s color is SAND.

It’s neither beige nor camel, it’s slightly pinky color.

The source of the color is 3C dessert camouflage of US army.

 

 

毎シーズン一型ずつ登場する新しいシャツはこちら

トートバッグで有名な某ブランドのフィッシングシャツをモチーフにしています。

いつか元ネタの古着を見せられたらって思うほどワッペンの貼り方が絶妙で格好良かったので、そのワッペンの形をシャツ生地で作って貼るみたいなイメージにしました。

S Hは比較的シンプルで上品なデザインが多い中で、このシャツは今までで一番ディテールが混んでいて(って表現したくなります。渋滞中くらい)とても好きです。

いつも通りボタンまで同色なので、うまくまとまっているかなって思います。

 

シーズンカラーのSANDが一番元ネタに近いのもあって、しっくり来る気がしていますがやっぱりWHITEやブルー系も合うんですよね。

緩やかに続けて気付けば5シーズン目。

良い感じに育ってきております。

 

あ、今シーズンから生地もようやくオリジナルで織れるくらいの規模になってきました。

1種類だけだから織れるんですけど、それでも嬉しい。

今までの生地との違いは、正直店頭で見ただけだと分からないかもしれません。

それくらいの微妙な変化。

でも着ていったら違いは出てくるのかな。

まずは自分のシャツを買って半年後に感想書きますね。

 

こちらで書いて頂いている表現が好きだったので引用します。

 

ヴィンテージで例えると 前期、中期、後期 のような位置付けでして、

初期 (2019 S/S ~ A/W) → 生地はピーチスキンのような起毛がかった柔らかな質感。

中期 (2020 S/S) → タイプライターのようなハリのあるバリッとした生地感。

後期 (2020 A/W) → 両者の美味しいところを汲んだ、しなやかなタッチ。

 

ビンテージに喩えて頂き、恐縮ながらも嬉しいです。

全部オックスフォードで同じ組織なんですが、糸の種類と本数によって変わる微妙な変化が楽しい(と思ってもらえたら嬉しいです)。

 

シャツの格好良さの基準って人それぞれあると思いますが、僕は洗った後のシワの入り方で決めています。

S Hは洗い晒しが一番格好良いシャツです。

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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