LIVIN' IN PARIS

Scye Leather Jacket

date: 2022.06.10 category: FASHION author:

男性が憧れるアイテムNo.1(勝手に決めました)の座を守り続けるレザーライダースジャケット。

ただその分、着るのに勇気がいるアイテムであることも確か。

 

僕もレザージャケットは大好きですが、所謂ライダースジャケットは人生で2着目。

10年ほど前に購入した某ブランドのダブルのライダースはネイビーのシープだったので、ハードさが緩和されて結構着やすかった。

(書いてたら着たくなったからこの秋は引っ張り出してこよう)

そのライダースも随分着なくなって久しいので、いつかは着てみたかった黒のライダースを昨年購入しました。

Scyeが毎シーズン、ライダースを作っていたのは知っていましたが、自分には似合わないかなと試着もしないままでした。

あとは「バイクに乗らないのに」とかそんな言い訳で勝手に諦めてきましたが、思い切って着てみると意外とイケるかも?なんて思い購入。

ダブルとシングルが混ざったような独特のデザインが特徴のライダース。

言うなればダブルのディテールを採用して襟だけシングルみたいなイメージでしょうか。

もちろんそんな単純なものではないでしょうが、パターンに定評のあるブランド(社長自らがパタンナーでデザイナーがこれまた格好良い女性なんです)らしく、違和感のないミックスに仕上がっています。

何よりも肩がまるでテーラードジャケットのように美しくバシッとキマります。

素材は羊革なのでハードな見た目とは裏腹にすぐに馴染んで着やすいです。

各パーツも凝りまくりで所有満足度はかなり高め。

この歳までたくさんの服を着てくると、「一生もの」という言葉は存在しないなと実感しますが、それでも10年選手は少しずつ増えてきました。

そういったアイテムはやはり革靴が多いのですが・・・

ライダースは洋服よりも革靴のような「道具」に近い感覚で付き合っていけるから結果的に長く愛用することになるのかな。

あとは単純にレザーは5年くらい着てから良さが出てくるというのもありますよね。

 

裏地の赤と袖裏のシャンパンゴールドに気分を上げられながら、これからの10年を楽しみたいと思います。

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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