先週末に靴のことを書いたら久しぶりに履きたくなった一足。
コードバンは雨に弱いと言われているので、天候の変わりやすいParisでは履くのを躊躇してしまい登場回数はかなり少なめ。
でもこうして久しぶりに履いてみると物凄く格好良い。
No.8(ダークバーガンディー)というカラーで、購入当初と比べるとだいぶ赤みが出てきた気がします。
暗いところだとブラウンぽくも見えるので、太陽光の下で見るのが一番美しいです。
僕にとっては初めてのAldenで、購入したのは10年以上前。
BRUTUSという雑誌にたくさんの業界人の履き込んだ私物のAldenが掲載されている特集があり、それを見ていてもたってもいられずに買いに行ったのでした。
その雑誌はフランスに来るときに捨ててしまったような気もしますが、探してみようかと思います。
ちなみに初めてAldenを見たのは20年前で、友人が働いている原宿のショップで見せてもらったのですが、当時の自分にはその魅力が全く理解できず、「こんなおじさんが履くようなぼってりした革靴(しかも高額)なんて誰が履くのだろう?」と思ったのを覚えています。
10年前(12年前かな?)に話を戻しますと、その時はプレーントゥが欲しいなと思っていたはずでしたが、サイズがなかったとかでこのチャッカにしたような記憶があります。
現在の価格(税込17万円)と比べるとだいぶ安く10万円ほどでしたが、それでも高額であることには変わりはありませんので、購入を決断するのにはとても勇気がいりました。
とは言え、Church’sに続き、このAldenを購入したことで、僕の革靴好きは加速していったのでした。
久しぶりに履いてみるとポツポツした水疱のような跡が目立ちますね。
これは水などに濡れるとできるようで、コードバンが雨に弱いと言われている所以です。
このケアに水牛の角などでできた「かっさ棒」なるものを使用するらしいです。
そういえば、以前インスタグラムのメッセージでフランス人からも「かっさ棒」についての質問がありました。
Parisのシューケア用品売り場にもあるのでしょうか。
さすがに10年以上経つのでクレープソールがかなり硬くなってしまってます。
履けることは履けますが、そろそろオールソールしても良いかもしれません。
まだまだ長い付き合いになりそうです。
Seki