今年の初めに受け取った裏毛のスウェット。
同じタイミングで受け取った白い裏毛のパーカ(最近はフーディと言いますね)はすぐに着ていましたが、こちらは少し寝かせていました。
CIOTAと言えばデニムを初め、チノやベイカーなど名作揃いなのですが、実はTシャツや裏毛などのジャージー製品の完成度が素晴らしいんです。
CIOTAの基本である「スビンコットン」を体感できるのはむしろこっちかも、とも思ってしまうほど。
(スビンコットンに関してはこちらを読んで頂くのが一番分かりやすいです)
だからなのか、CIOTAのTシャツや裏毛シリーズは店に並んでも一瞬で完売してしまうようです。
さて、このクルーネックのスウェット。
パーカと共にオマージュしているのは古着市場でも高騰を続けるCのRです。(何のこっちゃですが結構通じそう)
あと書いてて思いましたが「古着市場」ってそういう名前の古着屋っぽいですよね。
そして格好良く書くなら「ビンテージシーン」でしょうか・・・(マーケットかな)
まあそれは良いとして、やっぱり一番の特徴は素材なんですが、僕としてはこの「色」なのかなって思います。
通常だと、杢グレー、ネイビー、ブラック、あたりが定番で4色展開だったらあと白ですね。
僕が購入した2020年春のシーズンではこの中ですと白しかないのです。
元ネタの良さは取り入れつつも、古着にはない色を作ることでブランドの「らしさ」がすごく良く出ていると思います。
これもキャメルブラウンとでも呼びたくなるような絶妙な美しさ。
This is another exquisite beauty that I’d like to call camel brown.
スウェットなのに、上質なセーターを着るように使えます。
It’s a sweatshirt, but you can use it as if you were wearing a fine sweater.
いつも展示会でこのCIOTAの裏毛の蘊蓄は喉が枯れるほど(大袈裟)説明しているのですが、このブログではただただ「格好良い」だけで良いのかなって思います。
(書くのが面倒な訳ではありませんよ・・・蘊蓄は検索したらたくさん出てきますしね)
3層全てスビンコットンを使用し、それを吊り機で編むという麻雀であれば確実に数え役満(間違ってたらすみません)であろうこのスウェット。
最後に少しだけ蘊蓄書いてしまいましたが、この作り方をしているブランドは世界中どこを探しても見つかりませんし、デザイナー氏曰く「10年着ても柔らかいまま」というとても楽しみな逸品です。
Seki