ちょっと前のことを遡りますが……。
パリに引っ越して来て3日後くらいで、右も左も、家からオペラまでどうやって行くのかすらも怪しかった頃、2016SSシーズンのホワイトマウンテニアリングとアディダス オリジナルスのショーのバックステージ取材に入った。
その次のシーズン、パリでの初の単独ランウェイショーのときにもバックステージ取材とデザイナー相澤さんのインタビューをさせてもらった。記事はこちら。
以来、毎シーズン、なんだかんだとバックステージに入らせていただいている。(さりげなく打ち上げも参加させてもらっている)
1月に行われた2017AWのショーにもお邪魔させてもらった。ショーから時間が経ってしまっているし、ここではメゾン解説的な話をするつもりはないけれど、近くで見ていてデザイナー相澤さんのものづくりは、潔く迷いがないように見える。
他のブランドのバックステージも何度も見たことがあるけれど、比較するとモデル選びもスタイリングも直感(に見える)、そのときその場でいちばんよく見えるものを、明快に客観的に判断しているなと思う。余裕が感じられる。
それが、プロダクトの強さやショーにも現れていて、その潔さが見る人や着る人にも伝わっている気がする。
ちょっと内側から見せてもらったことで、それを実感している。
そして、彼の下で働いている人たちも、ものすごくテキパキしていて仕事ができるなぁと思う。
ショーの前日に、チーム全員で飲みに行く余裕があるっていうのもすごい。(いや色々大変なのでしょうけど、息抜きする空気になるということがすごいです)
ブランドや企業はチーム力が大切だなーと思う。
パリで生活していると忘れてしまいそうになるけれど。