コレクションラインとは異なるアプローチでKUONの魅力を発信するレーベルKUON Atelierで僕が勝手我儘に別注したアイテムが発売されます。
最初のお話をもらったのは昨年末?今年の初め?だったのかな。
前回の日本滞在時にデザインから生地の選定などを済ませて、今回の滞在中にサンプルが完成しました。
KUONの「和」の部分をうまく表現できたらなと思い、ミリタリーのライナージャケットを褞袍(どてら)に見立てて作ってもらいました。
ミリタリーライナーと言えば「キルティング」ですが、それを手刺し子で表現しています。
表地はS Hの藍泥染めをお願いした金井工芸さんに泥染めをしてもらいました。
コチニールを染色の原料にすることで、透き通るような都会的なグレーに仕上がっています。
冒頭の映像だけだとS Hのやつだっけ?と思ってしまいますが、その後0:27から始まる刺し子の工程も楽しんで頂けるかと思います。
奄美大島で染められた生地が岩手県大槌町に行き、刺し子を経てようやく素材が完成、という気の遠くなるような日本縦断プロジェクト(今命名)となりました。
ジャケット以外にも同じ素材を使用したマフラーとクッションを作りました。
全てのアイテムがとても手間のかかる工程を経て完成する為、完全受注生産とさせて頂きます。
明日から原宿にあるKUONのショップと、WEBショップにてオーダーが可能です。
お届けは11月なので少し先になりますが、愛でることのできる部屋着として特別な一着をご検討頂けましたら嬉しく思います。
明日は僕も終日KUONのショップにいますので、お時間ございましたら是非いらしてください。
それでは皆さま、素敵な週末を。
Seki