LIVIN' IN PARIS

Lille #1

date: 2022.01.17 category: OTHER CITY author:

ようやく体調復活しました。

後厄も抜けたことですし、新しいスタートを切れればと思います。

 

まずは昨年クリスマス後に行ったLille(リール)の事から。

フランス北部の都市でベルギー国境近くの街。

なぜLilleに向かったのかと言いますと、これまた物欲のためでした。

 

昨年買ったLEICAFLEX SL-2でフィルムでの撮影を楽しんでいましたが、やっぱりM型のフィルムカメラが欲しいな・・・とはずっと考えていました。

買うなら露出計が入っている方が良いな、でもM6は赤いバッヂが嫌だな(そして値段もかなり高い)となると「大ライカ 」とか「弁当箱」と呼ばれているM5が良いのか・・・

などと眠れない日々(嘘です)をしばらく過ごしていました。

 

そんなある日、Parisのライカストアにてお手頃価格のM5を発見。(フランスでは各ライカショップで扱っている中古情報が一括で見られます)

早速店頭に行きましたが、1970年代の発売と考えると傷も少なく状態もよい。

そして「大きい」とは言ってもLEICAFELEX SL-2ほどではないし、この無骨なスタイルもなかなか良いのではないか・・・

そんな事を考えながらベタベタ触っていましたが、気になる露出計は動いていないとのこと。

50年以上前の機械だから仕方ないなと思いつつも、露出計動かないなら最初から付いていないM4以前でも良いじゃないか・・・

などと考えがループしてしまい、購入は諦めました。

 

・・・でも実は、実はずっと欲しいカメラがあったんです。

ライカはこの時代にも2つのフィルムカメラを販売しています。

これってすごい事だと思いませんか?

 

しかも興味ない人から見たら違いが分からないほどその2つのカメラは似ていて、露出計の有り無しと黒の素材の仕上げ方の違いという・・・

露出計有りがMP、露出計無しがM-Aで、ハイフンが入るかどうかのこだわりなどは分かりかねます。

露出計の無いM-Aの方が前面の電池室がなく、すっきりとしていてクールな佇まいなのですが、こちらはブラッククローム。

そしてMPはブラックペイントという仕上げ。

普段愛用しているM9-Pもブラックペイントで、手の指紋とかは付くのですが、艶があって好きなんですよね。

あとはペイント仕上げなので、使っていくうちに真鍮の地金が見えてくるというエイジングが楽しめるというのも魅力です。

中にはデニムのようにビンテージ加工をする御仁もいらっしゃるそうです。

 

というわけで僕が欲しいのはMPということになります。

しかしこのMP、基本的には在庫がなく、予約を入れて待つというシステム。

中古でも結構出てきますが値崩れが少ないのでなかなかお高い。

それなら新品でフィルムカメラを買ってみたいなんて思ってしまうのでした。

 

いつまで販売が続くかも分からないので、一年くらいは待つつもりでライカストアに聞いてみました。

すると思いもよらない返答が・・・

 

明日に続きます。

今日のブログは趣味全開で大変恐れ入ります。

もしライカ沼にご興味のある方がいらっしゃいましたら是非ご連絡ください。

身の安全の保証はできかねますが・・・

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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