蘊蓄じゃなくて、着ると気分が上がる服って皆さんにもあるかと思います。
僕にとってはCaleのこのジャケットがそうです。
素材は(確か)手織りのウールだったと思うのですが、それを忘れてしまうくらいなんか好きなんです。
確かにこの素材は独特でとても魅力的です。
チャコールグレーなんですが、色んな糸が混ざっているので立体感もあります。
でも一番好きなのはこのちょっと縦長のシルエット。
重心が低いとでも言えば良いのか、昨今のオーバーサイズとは違うボリューム感があります。
個人的には昔のインポートブランドらしさがあるというか、90年代のイタリアブランドの匂いを感じています。
「ムードがある服」という言葉を僕はCaleを紹介する時によく使うのですが、どんなに良い素材と良い縫製のブランドでも、このムードがある服というのは意外と少ないと思います。
Caleの場合はそこにさらに飽くなき素材への探究心と、自社工場によるハイクオリティな縫製があっての「ムード」なので、その完成度たるや。
あれ、最後は蘊蓄っぽくなってしまいましたね・・・
最近よく「格好良いってなんだろう」なんてことを考えています。(いつもか)
同じようなことを考えている方や、Caleというブランドに興味のある方はこの動画を見て頂くと、何かを感じてもらえるかもしれません。
蘊蓄や情報だけではない、自分だけの「格好良い」が見つけられるとファッションはもっと楽しくなりますよね、きっと。
Seki