LIVIN' IN PARIS

Cale wool jacket

date: 2022.11.07 category: FASHION author:

蘊蓄じゃなくて、着ると気分が上がる服って皆さんにもあるかと思います。

僕にとってはCaleのこのジャケットがそうです。

素材は(確か)手織りのウールだったと思うのですが、それを忘れてしまうくらいなんか好きなんです。

 

確かにこの素材は独特でとても魅力的です。

チャコールグレーなんですが、色んな糸が混ざっているので立体感もあります。

 

でも一番好きなのはこのちょっと縦長のシルエット。

重心が低いとでも言えば良いのか、昨今のオーバーサイズとは違うボリューム感があります。

個人的には昔のインポートブランドらしさがあるというか、90年代のイタリアブランドの匂いを感じています。

 

「ムードがある服」という言葉を僕はCaleを紹介する時によく使うのですが、どんなに良い素材と良い縫製のブランドでも、このムードがある服というのは意外と少ないと思います。

Caleの場合はそこにさらに飽くなき素材への探究心と、自社工場によるハイクオリティな縫製があっての「ムード」なので、その完成度たるや。

あれ、最後は蘊蓄っぽくなってしまいましたね・・・

 

最近よく「格好良いってなんだろう」なんてことを考えています。(いつもか)

同じようなことを考えている方や、Caleというブランドに興味のある方はこの動画を見て頂くと、何かを感じてもらえるかもしれません。

 

蘊蓄や情報だけではない、自分だけの「格好良い」が見つけられるとファッションはもっと楽しくなりますよね、きっと。

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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