LIVIN' IN PARIS

70505

date: 2017.02.22 category: FASHION author:

今から15年前に僕は原宿のキャットストリートで働いていました。

I used to work in Harajuku Cat Street 15 years ago.

当時はまだ人通りも今ほど多くなく(渋谷側)、道ばたで勝手に露店を始めている人がいて警察に注意されてたりしました。

その露店でスカル柄のDr.martensのブーツを買った思い出があります。(そんなセンスでした・・・)

My taste of fashion those days was like skeleton printed Dr.martens from an illegal stall in the street.

近所のショップの方との交流も多く、特に友人がバイヤーをやっていたMESAという古着屋には良く昼休みに通っていました。

I was into vintage items and often visited vintage shops.

ある日、急にビンテージデニムのセットアップが欲しくなった僕は彼の店に行き、「(何でも良いから)ビンテージデニムのセットアップが欲しい」と、古着好きの方からしたらビックリするような適当なオーダーで買い物をしました。

その時に購入したのがLevi’sの505 BigEと、この写真の70505 BigEです。

中学生の頃に雑誌Boonの存在を知り、高校生になると古着屋に行くようになりますが、ビンテージのデニムは高級すぎて買えませんでした。

その後、ビンテージデニムのブームが落ち着くのと同じく、僕の気持ちも落ち着いてしまいました。

なので当時はビンテージを希少価値というより、スタイルとして取り入れたいと思ったのが購入のきっかけだったと思います。

その考えは今でもあまり変わらないので、このGジャン(トラッカージャケットという方が格好良いでしょうか?)は年に数回しか登場しません。

しかもだいたいコートのインナーにする事が多いです。

今流行のビッグシルエットでもなく、ジャストサイズなので結構合わせが難しいのと、ポケットが小さい胸ポケだけなので、ジャケットのポケットをフルに使う派(そんな派閥があるのか)としては、どうしても使いにくいと感じてしまいます。

とは言えたまに着るとやっぱり格好良いかも、と思わせられる魅力があります。

 

薄汚れているのが格好良いのってデニムとワークブーツくらいでしょうかね、個人的には。

I feel only denim and work boots look good when they are worn-out heavily, it’s just my opinion.

 

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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