LIVIN' IN PARIS

Brocante

date: 2017.03.19 category: PARIS author:

KINgP

すごく天気がよく、近所で蚤の市をやっていたので、散歩がてら行ってみた。

パリでは、クリニャンクールやヴァンブの他にも、毎週、どこかしらで蚤の市がたつ。どこでやっているか調べて、近くでやっていれば覗いてみることが多い。今回のは、saint-sebastien-froissart駅からBastille駅まで2駅分、ボーマルシェ大通り沿いにずらりと店が並んでいるので、けっこうな規模。

最初は、良いお皿とかフラワーベースがあれば~というくらいで、ぷらぷら歩いていたけれど、安いし、いいものが並んでいるので気が変わった。

家から徒歩3分だし、大きなものも運びやすい。ちょうど、椅子と小さなテーブルが欲しいと思っていたところだったから、割と真剣に眺めはじめた。

いくつか欲しいものをチェックして、蚤の市のはじっこまでついたとき、ふと目に飛び込んできたものがあった。

カメ。ひっくり返ったカメ。お皿やオブジェが無造作に入ったカゴの中に、ひっくり返ったカメが混じっている。nw22e

カメ好きとしては、放っておけず、元に戻してあげることにした。

目に留まったのもなにかの縁だし、1€くらいだったら買ってもいいかなと思いながら手に取った。

よく見ると、ドイツのシュタイフ製。ちゃんとボタンもついている。

聞けば、1950年代のものとのこと。

甲羅はソフビ。微妙なリアルさとぬいぐるみらしいかわいらしさに心惹かれた。dDppq

悩んだけれど、買うことにした。

値段交渉は失敗。買うオーラを出しすぎてしまった…。

他のシュタイフ(4匹)を奥から出してきて、これ全部買ってくれたら、カメあげるわ~と言われた。むー。IMG_9884

それでも、その出会いがうれしくて、帰ってカメをお風呂に入れようとか考えていたら、他の欲しかったもののことはすっかり忘れて、家路についていた。

いい買い物をした。

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天秤式のはかりの写真が多いのは、友人が集めているからです…

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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