LIVIN' IN PARIS

CINQ FOIS PLUS DE PIMENT/3区の新しい中華料理店

date: 2017.04.16 category: FOOD author:

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パリの中華は意外と美味しいです。

中国人のかたがやっている店が多いので味は本格的だし、食材はフランスのもの。だから、パリの中華というのは「世界でここでしか食べられないもの」の1つだよなぁと思うのですが、観光で来た友人を連れていったことはまだありません。でも、パリに住んでいる友人とはよく行きます。

中でも、よく行く四川料理店があります。

その名も「DEUX FOIS PLUS DE PIMENT」。“唐辛子二倍”という意味で、その名のとおり辛くて辛い、中華のお店です。近い、安い、美味しいのでとても重宝しております。麻婆豆腐と具だくさんの辛いスープが名物。ごはんが進む系です。ランチは8€〜12€くらい。

注意書き。「適度に食べられる下さい」E7aRJ

フランス人は辛いものが苦手なはずなんですが、この店が大繁盛して、予約をしないと入れないことが多くなってしまいました。そんな折、ポンピドゥ・センターの近くに“唐辛子三倍”という意味の「TROIS FOIS PLUS DE PIMENT」というお店ができました。こちらは、山椒系の辛さが際立つ、麺類専門のお店です。担々麺と、汁なし担々麺が美味しい。このお店は予約をとらないので、いつも行列しています。OOHoKrcpiM

……さて、やっとこさ今日の本題です。

そして、3月に「CINQ FOIS PLUS DE PIMENT」(唐辛子五倍)という新店ができたとのことで早速行ってみました。HTrVp

場所は「TROIS FOIS PLUS DE PIMENT」から徒歩2分ほど。五倍ってどんな辛さなんですか!? と勇んで行ってみると、なんだかおしゃれなカフェ風。今までのお店よりだいぶ広くて、辛いものが出てきそうな感じはありません。注文はiPad、カードも使えるし、ものすごい進化です。

メニューを見ると、バオ(小籠包的なもの)が看板メニューのようで、あとは 米麺とチャーハン、GUO KUIというお焼きのようなものがありました。飲茶風。1q0h75lOLZns17M

いくつか注文してみましたが、あんまり辛くなく、むしろ前からある二店のほうが五倍辛いです。まだできたばっかりだからか、味も前からある2つのほうが洗練されてると思いました。まだキッチンが安定してないのかも。これからに期待。

個人的には、中華はおしゃれな空間で食べるより、活気があって賑やかで、店員さんも若干塩対応…くらいのほうが好きなのですが、カフェのようなおしゃれな空間で、ゆっくり中華を楽しめるという意味では、パリでの新しい流れを作るお店かもしれません。

「CINQ FOIS PLUS DE PIMENT」

2 rue Bernard de Clairvaux 75003 Paris

+33 6 52 66 75 31

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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