LIVIN' IN PARIS

The story of Anonymous

date: 2017.07.04 category: ANONYMOUS author:

昨日の投稿ではちょっと硬い感じでしたので、本日はもう少し気楽に色々と。

今後は週に何度かはAnonymous関連の投稿をしていくと思いますが、そもそもParis情報そんなに載せていなかったから良しとして下さい・・・

I think I will write about Anonymous a couple of times a week from now on.

 

まず、Anonymous最大の特徴である「ブランドを出さない」という点ですが、これはブランドのあり方を否定しているとか、そういうのではなくて、僕が個人的にもブランドを気にせず買い物するのが好きなので、そういった考え方があっても面白いかなと思うくらいなものです。

The greatest feature of Anonymous is “without brand name”. But it doesn’t mean that I deny the existence of brands or so. I personally like shopping without conscious about brands. It’s just my way of thinking, and I guess it might be fun to make it as a concept.

例えばParisに来てから何故かSupremeの帽子を買うようになったのですが、これってブランドをハズシとして使うというより(その魂胆が全く無いと言えば嘘になるのですが)、フォルムとかパーツ使いがとても上手だし、本当に「そのもの」を気に入って購入しているんですよね。

そんな時に、「これってどこのブランドのものでもなかったら良いのにな」と思いつつも、そんなのってなかなか世の中に存在しない訳で・・・

だったら、いっそ「そういったものを作ってみよう」と、こういう訳です。

 

僕はデザイナーでは無いので、一から何かを作るのは得意ではありません。

好きなブランドのデザイナーに共感してもらえたら、一緒に何か面白いもの作りましょうという「ワガママ個人的プロジェクト」みたいな感じです。

一般的な「別注」や「OEM」とはちょっと違う方向性になったら良いなと思っているんです。もっと個人的と言いますか。

個人的と何回も言っている通り、このAnonymousではあまりアイテムを作れません。

一緒に取り組むデザイナーに納得してもらって、企画を進めていくと、どうしても月に一種類くらいのアイテムが限界かなと思っています。(単にゆっくり仕事したいだけとも言えます)

同じデザイナーとも年に一回くらいの取り組みの方が新鮮な気持ちを保てそうですので、まずは10人くらいの方と一緒にお仕事しようと計画しています。

ほんとは12人いないと一年が埋まらないのですが、そこをきっちりやるのは大変なので、アイテムが完成しない月があるのも仕方が無いかなというスタンスです。

何も作れない月は、僕が何かAnonymousな「もの」をどこかで探してくるので、それを発売しようと思っています。

 

オープンの8月に発売するアイテムはもう進行しているのですが、実は9月のアイテムは間に合わなそうという、スタートからつまずいています・・・

と、なんだか適当なプロジェクトみたいな印象になってしまっていますが、もちろん作るものは納得してから自信を持ってお届けしますのでご安心ください。

「個人的」と言っているように、もちろん自分が欲しいもの、使うものしか作りません。

僕がやりたいのは「ネットショップなのに人間味のあるショップ」なのです。当たり前ですがネットで買おうがショップで買おうが、携わるのは生身の人間ですので、出来る事だけを最大限頑張っていこうと思っています。

 

ただ単に、言い訳がしやすいように今から伏線を張っているだけ、なんてのは内緒です・・・

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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