パリでは、さまざまなワイン試飲会が、毎週のように開催されています。
だいたいは飲食店とかプロ向けなのですが、、身内に関係者がいるということで、 ついていっております。
入り口で参加費を払い、グラスを手に試飲して回るのですが、リリース前のワインを試せること、そしてなにより、 生産者が自分たちの作ったワインをずらりと並べて、 直接グラスに注ぎ、説明してくれることに毎度感激します。
パトリック・ブージュ
ヴァンサン・マリー
Vini Viti Vinciのニコラ
ミッシェル・ギニエ
ティエリー・ピュズラ
生産者と直接話すことで気づいたのだけれど、作り手の人柄と味は、シンクロすることが多いし 「このワインは、この人が作ってるのか」と納得することも多く、ワインショップやレストランでワインを選ぶときも、今までとは視点が変わるし、ずいぶんと奥行きが出るように思います。
写真をみるとわかるように生産者はだいたいおじさんですが、ここでは、彼らはアイドルであり、来場者はファンであります。 会えるアイドル。酔いしれるファン。秋葉原か。
試飲会といえば、有名なのが、2月にロワール地方で開催されるビオワインの祭典「les anonymes」と「Dive Bouteille」。世界中からビオワインラバーが集まります。 「Dive Bouteille」のほうは、岩を掘ってつくったワイン醸造&貯蔵カーヴが会場、要は洞窟の中なので、まさに大人のディズニーランドと言っても過言ではないです。広すぎて写真が撮れない……。
パリに来てから毎年行ってますが、 実は今年は、ロワールに着いてすぐ急性胃腸炎になり、お湯しか飲めない状態に……。でもせっかく来たのだからと無理して試飲した苦い思い出が。その後は限界に達して、わざわざ東京から来た友人を現地に置いて、パリに帰ってきました。来年は体調を万全にしたいところです。
胃を押さえながら気合いで飲んだ、フィリップ・ジャンボン。「ル・キャバレー」の坪田さん(右上)と「ワルツ」の大山さん(右下)も幸せそうですね。
試飲会ももちろん楽しいけれど、今年はヴィニュロンを訪ねたいなーとぼんやり考えるバカンス直前の週末なのでした。
OKAMOTO