今回のAnonymous JW-01の製作をお願いしたのは、東京のとあるジュエリーブランド。
I produced Anonymous JW-01 with a jewelry brand based in Tokyo.
彼らがブランドをスタートしてからの付き合いなので、出会ってからもうかれこれ20年近くなります。
完全に余談ですが、僕が仕事がない時代には製作のアルバイトをさせてもらったりしていましたが、僕には細かい作業が向いていないらしく何回やってもダメ出しされまくりでした・・・
そんな、僕にとっても思い出深いアトリエ。
This is their atelier where I used to work as a part-time job when I didn’t have so much work…
商品説明にも書いているように、Parisで見かけるおじさんやおばさん(でもおばさんの方が格好良いパターンが多い)が着けているゴツめのチェーンブレスを見て、自分も欲しくなりAnonymousで作ろうと思った時に真っ先に彼らに相談しました。
昔はアクセサリーを着けていた時期もありましたが、ここ10年くらいは買ってみてもすぐに着けなくなるので、結局シンプルな指輪と時計くらいしか着けていませんでした。
そんな僕のアクセサリー事情を熟知している彼らに、最初は「アクセサリーを作りたい」と伝えても「え?着けないじゃん!」みたいな感じで相手にしてもらえませんでしたが、おじさんおばさんのチェーンブレスの話をしたら、妙に納得してもらいました。
この辺りのセンスが共有できてからスタートするのがAnonymousのプロジェクト。
そこからは僕の作りたいチェーンやIDプレートのイメージを伝えて、やり取りを重ねていきました。
そのアトリエにいる職人が凄腕でして、僕が作りたいイメージを伝えるとすぐに形にしてくれるのですが、そのスピードがめちゃくちゃ早いのです。
The craftsman here is very talented, he understands me and makes it so fast.
打ち合わせを終えて、別れた後すぐにLINEでサンプルの画像が送られてくる事もしばしば。
そんな凄腕職人との作業であれば、12月の早い段階で発売できても良さそうですが、やはり世の中はクリスマスシーズン。
人気ブランドの職人はそんなにヒマじゃなかったのでした・・・
(明日に続きます)
Seki