LIVIN' IN PARIS

Globe-Trotter

date: 2018.04.11 category: FASHION author:

Globe-Trotterといえば、イギリスの老舗トランクメーカーを思い浮かべますが、昨日に引き続きHERMÈSネタです。

日本滞在中に起こったLINEの乗っ取りに端を発し、iCalのMacとiPhoneの同期も調子が悪く(アップデートしていないだけ)、仕事をアプリに頼りすぎるのもどうなのかな?という疑問が浮かんできました。

I have taken over my LINE account by someone last month. I realized that I shouldn’t only rely on apps for my work schedule.

そもそもParisに来るまでは手帳を使っていて、毎年いろいろなものを試していました。

最後に行き着いたのはA4サイズのカレンダー(1ヶ月ごとに一枚)にノートという組み合わせでしたが、Parisに来てからは大きなノート(縦開き)のみでスケジュールは全てアプリで管理していました。

 

Globe-TrotterはHERMÈSが出している手帳のサイズの一つで、持ち運び用では最大のサイズとなります。

Globe-Trotter is the biggest portable diary of HERMÈS’.

世界を旅する人(Globetrotter)の名前通り、世界中のビジネスマンに愛されている品です。

もう一つ大きなサイズでSemainierというモデルもあるのですが、これは革のカバーも厚手でデスクでの使用を想定しているそうです。

 

正直、手帳なんて必要なのかも分からないですし、必要だったとしてもHERMÈSである必要は全くないのですが、せっかく必要のない(かもしれない)ものを使うのであれば試した事のないものを使ってみたい、という謎の理屈です。

革靴にハマったのも、「世間で良いと言われているものがどれくらい良いのか?」を試してみたいと思ったのがきっかけだったので、かなり身分不相応ですがHERMÈSの世界に足を少しだけ(爪先くらい?)入れてみました。

Globe-Trotterには2本のピンが通っており、2冊のレフィルを入れる事ができます。

左がスケジュール帳で、右がノートです。

スケジュール帳は当然フランス語表記なので、これを機会に勉強したいと思います。(もうすぐ3年経つのに未だに分からない・・・)

この独特の形状のリングですが、冊子を開いた時の見開きが平らになるように作られていて、リングも手に当たりにくいので書きやすいです。

個人的にはリングノートって書きにくくて好きになれなかったのですが、これは「流石」の一言です。

そしてどうでも良い点ですが、恐ろしいなと思った点がこちら。

罫線の下段が途切れているのですが、これって“H”ってことですよね・・・?

本当にどうでも良いこだわりな気もしますが、ここまでやられるとやはり恐ろしいです。(庶民感丸出しですみません)

個人的には無い方が良かった点がこちら。

サイドが金です・・・

これ結構目立つのでちょっと恥ずかしいです。(やはり庶民感丸出し)

 

気を取り直して、あって良かったディテールがこちら。

大きめのポケット。

まだ何を入れるかも決まっていないので「あって良かった」は語弊がありますが、「あって良かった」と思う日が来てほしいです。

 

と、ここまで書いてきて僕はHERMÈSを持つのに全く相応しくない事が分かったのですが、せっかく買ったからには元を取るべく頑張って愛用しようと思います。

Although I found that I wasn’t suitable for this diary, I promise to use this well here.

手帳なんてそれくらい頑張らないと使わないものなのかも・・・

Seki

置いてある姿はとても格好良いです。(ミーハー感丸出し)

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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