LIVIN' IN PARIS

TEÄTORA

date: 2018.05.22 category: FASHION author:

「現代クリエーターのためのワークウェア」を作るTEÄTORAはデビューコレクションから見ており前職でも取り扱ってはいましたが、毎シーズン人気だった為、自分用に購入するのは実は初めてです。

札幌のMaWに行った際に気になったのがまずトラウザーズでした。

出張時に着用しているACGのものがだいぶくたびれてきていたのですが、なかなかそれに代わるほどの機能をもったものが見つからず。

試着してみるとポケットが大きくとってあり、とても使いやすそうに感じました。

そして、せっかくならとセットアップのジャケットも試着したところ、まんまと上下で購入してしまいました。

「札幌が思ったより寒いから・・・」なんて言い訳も入れつつ。

東京滞在中に何回かと、帰りの飛行機でも着用しましたが、かなりの完成度の高さです。

まずはトラウザーズ。

ストレッチの効いた素材はまあこういったアイテムの定番として、ポケットに関しては秀逸です。

長時間、椅子に座る事を前提としたデザインなのでバックポケットが付かないので、その分の容量を確保するために大きめのポケットがフロントポケットの内側に付きます。

ファスナー付きなので財布や携帯を入れても落ちる事無く、セキュリティ面でも安心です。

そしてこのファスナー、コンシールファスナーという小さめのファスナーで、少し開閉のしにくいタイプ。(その分主張がなくデザインとしては隠しやすい)

そこを見越して付けられたこのタブ。

このタブを持ちながら開閉すると力がうまくかかってスムーズなのです。

そして飛行機の検査場でも引っかからないようにラバーのキャップが付いたドローコードの先端。

マットな質感でデザイン的にも格好良いです。

 

パンツだけでも充分な機能ですが、ジャケットと組み合わせると更に荷物が入ります。

フロントにはポケットが付かず、サイドに大きく開いたファスナー付きポケット、の中に更にもう一段ファスナー付きのポケットがあります。

最初のポケットは3/4ほど開けて、すぐに手が入るようにしつつ、パスポート等の貴重品は奥のポケットに入れておく。

Kindleも余裕で入るので、機内での必要な荷物は全部ジャケットに入れておけます。

おそらくiPadも入るでしょうね。

 

よくあるストレッチ素材と書きましたが、使われているのはTEIJINと共同開発した素材だそうです。

生地ネームの上に付く金具はもちろん飾りではなく、大きめのポケットを支える補強用だと思います。(聞いていないので分かりませんが、使用するとそう感じます)

そしてポケットの中にあるループ(鍵等をカラビナで付けるんでしょうか)にも金具が。

さりげなく入るロゴ。

徹底してます。

 

多くのショップで取り扱われているのは知っていましたが、自分が買うまでは正直ここまで完成度が高いとは思いませんでした。

To be honest, I didn’t realize these are well made this much until I started wearing them.

これはファッションブランドというよりも、家電や自動車などに通じるプロダクトブランドと言った方が良いかもしれません。

ポケットの角度一つとってもかなり細かく調整しながら作っているなと、使ってみて感じます。

あとは機能性も含め、全体的に男性が好きそうな世界観を持っていますね。変身ロボ的な・・・?

化繊ということもあり個人的には服としての魅力はそこまで高いと思いませんが、ギアとして考えたら?

そう考えるとただの曖昧な「格好良さ」よりもこういう服の方が現代では求められているのかもしれませんね。

 

あ、もちろんこのセットアップは最高ですので、出張が多い方にはかなりおススメです。

I recommend this setup wear for people often travel around.  

僕もしばらくは愛用しそうです。

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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