詩集を読むという柄でもないのですが・・・
2011年にアメリカの出版社 PRE/POSTから出版されたハードカバーの詩集を、ペーパーバックにした一冊です。
前職のParisのショップに久しぶりに行った際、最後の一冊が残っていたので確保しました。
作者の菅原敏さんに初めてお会いしたのはやはり前職の時で、某百貨店でポップアップショップをやった際にイベントとして詩の朗読をして頂きました。
詩の朗読ってどうやって楽しめば良いのか、難しそうなイメージを持っていたのですが、彼のそれはなんだかとても楽しそうなものだったのです。
Youtubeでやっていた詩人天気予報なんていうのもあり、とても取っ付きやすく面白い活動をされています。
この本の内容もやはり取っ付きやすく、主人公であるウサギの日記(作者の実話かな?とも思ってしまいます)とそこに差し込まれる詩集によって構成されています。
J-WAVEの番組企画『PAGE by PAGE AWARD 2011』で「今年最もキザな書籍」第1位を受賞した(そんな賞あるんですね)だけあって、クスッと笑えるほどキザな文章ですが、それがなんだか心地よい。
写真集や雑誌以外では久しぶりの紙の本ですが、本自体のサイズといい、内容といい、ポケットに入れてちょっとしたタイミングで読みたくなる一冊です。
こういう本に出会うとやはり紙の本って良いなって思います。
After all, I realize interesting books like this are worth printing.
もちろん色々な意味でKindleが便利な事は疑いようのない事実なのですが。
「詩集なんて読んだ事ないな」という人に読んでもらいたいかもしれません。
This would be an interesting opportunity for someone who never reads poems.
Seki