LIVIN' IN PARIS

French wedding

date: 2019.03.04 category: PARIS author:

週末は友人の結婚式のため、Parisから電車で2時間ちょっとの海沿いの街まで行ってきました。

僕はタキシードで参加したのですが、さすがフランスの結婚式。

新郎はサヴィルロウでオーダーしたスーツで決め、友人たちも個性豊かに。

でもしっかりマナーは守った着こなしで、悪目立ちはせず。

 

30代前半の頃は日本で結婚式に呼ばれることも多かったのですが、ごく普通のスーツか、ちょっとトゥーマッチな人のどちらかだよな、といつも感じていました。

(かくいう自分も、20代の頃は頑張りすぎてトゥーマッチな人だったのだと思います・・・)

その反対に、フランスに限らずヨーロッパの人は「洋服」を着るということ、もっと言うと「装う」ということが自然にできているな、と。

もちろん、世代やクラスにもよるのだとは思いますが。

 

あと、目に付いたのはコーデュロイなどの素材を取り入れたり、カントリースタイルを意識した参加者たち。

Parisではなく、田舎での結婚式に合わせた少しだけ遊び心のある着こなしには余裕を感じます。

室内に入るまではスーツの上にBarbourを羽織っている人もいて、この着こなし方って自然に身についている感覚なんだろうな、とちょっと羨ましくなりました。

以前、今回の新郎の別荘に遊びに行った時にも、玄関入ってすぐの場所に数着の年季の入ったBarbourがかかっていて、庭に薪を取りに行く際にはバサッと羽織って外に出るのがとても自然で関心したのを覚えています。

ただ「作業着が置いてあるから着ている」だけなんでしょうが、やっぱりそういうのって格好良い。

 

僕はファッションの仕事をしているので、どうしても普段から着こなしを意識してしまいますし、それが楽しいことでもあるのですが、「全然意識していない感じ」に見えたらきっととても格好良いんだろうな、と思ってしまいます。

それが僕の「装う」ことの理想かもしれません。

I learnt my ideal “how to wear” from real French people.

Seki

 

test

PROFILE

test

関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

test

岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

page top