Before PARKS Paris #0
date: 2019.10.10 category: PARKS PARIS author: SEKI
せっかくショップをオープンするので、完成までをレポートしていこうと思います。
と言っても来週オープンしちゃうので、もうすぐなんですけど・・・
まずはショップを出したきっかけから。
ここでも書いているように、前の会社を辞めてからは自分で店をやろうとは思わず、Improverの名前の通りに様々な形でショップに関わっていけたら、なんて思っていました。
(おかげ様で東京では二つのショップのディレクションに関わらせて頂いています)
そう、思っていました。このムッシュに会うまでは・・・
this monsieur gave me an opportunity to open my shop.
僕にとってのParisの恩人であるムッシュに久しぶりに会いに言ったのがこの春。
ちょうど今後の仕事の展開を模索している最中で、そんな時は原点に立ち返ることが必要だとムッシュのショップを訪ねました。
ムッシュ:「関くん、隣の物件がずっと会いてるんだけど誰か興味ある人いないかな?」
僕:「そうですね、誰かいたら紹介しますよー(と言いながらあまりアテがない)」
ムッシュ:「できればファッション関係がいいって大家が言ってたよ」
僕:(それなら誰かいるかもな・・・)
ムッシュ:「それか関くんが何かやればいいんじゃない?」
僕:「・・・・・・!」
という訳でその夜に大家さんを紹介してもらい、一杯一緒に飲んだ後に物件の内見をしました。
中を見て一発で気に入った僕はその場で大家さんに一言「ここで店をやりたい」と。
不思議なもので、それまで全く(ショップを)やる気がなかったのに、物件があるとなると「あんなこと」や「こんなこと」など、やりたいことがたくさん浮かんできました。
ただその場の口約束だったので実現するかは半信半疑でした。
まだ「できたら良いなー」くらい。
そして長い夏休み(誰も仕事しません)も終わり、ファッションウィークも終わり(本当はオープンしてたかった)、「年内にはいけるかな(←この頃にはいつでもよくなってきてた)」と思っていた先週末に突然の大家さんからのメッセージが。
「週明けに契約できるけどどう?」
という訳で無事に契約が成立しました。
契約書にサインをした後は鍵の受け渡しがあり、ムッシュからのシャンパンの差し入れで皆で乾杯。
そして夜は通りの皆で大宴会。
まだショップがオープンした訳ではないのに、この歓迎ムード。
これは全てムッシュが築いてきたご近所付き合いの賜物なんだろうなと、強く実感した夜でした。
ここ数日はひたすら掃除中ですが、ムッシュが活けた花をウィンドウに飾っていると、通りすがる人たちが立ち止まって見ています。
そんな素敵な「メニル通り」に僕も仲間入りです。
Finally I became one of “Rue Mesnil” team.
Seki