LIVIN' IN PARIS

White hoodie

date: 2020.05.04 category: FASHION author:

ブランドスタートしてからまだ2シーズン目ですが、早くも人気ブランドになったCIOTA

全てのアイテムにスビンコットンを使用したコレクションを展開しており、代表的なのはやはりデニムという事(一型につき8色展開で、もちろん全てオリジナルの生地)になるのですが、実はTシャツをはじめとする所謂カットソーアイテムの完成度も恐ろしく高いです。

この春夏に初めて登場した裏毛(スウェット)シリーズも入荷即完売のショップが続出でしたが、着てみると納得の一着です。

 

スウェットパーカは元々あまり着てこなかったのですが、4年前に購入したLOOPWHEELERのもの、2年前に作ったPARKSのもの、に続いて3着めです。

素材はどれも吊り編み機で作ったもので、LOOPWHEELERが一番ヘビーウェイト、PARKSが一番ライトウェイトで、CIOTAのはその中間くらいでしょうか。

そこまでたくさんのスウェットを着てきたわけではないのですが、その中でもやはりCIOTAはベストと思える作りです。

I haven’t worn so many sweats in my life, but I feel CIOTA is the best.

 

裏毛と呼ばれる素材は上糸、中糸、下糸の3層構造なのですが、CIOTAはその全てにスビンコットンを使用しているというこだわりようです。

見た目だけにこだわるなら上糸だけ、着心地だけにこだわるなら下糸だけ、という考えでコストを抑える事もできますが、更に「つなぎ」の存在である中糸までもスビンコットンなのです。

ついでに言うと袖と裾のリブもスビンコットンで編み立てています。

この辺りの蘊蓄はデザイナーの荒澤さんが書いているInstagramが分かりやすいのでそちらをどうぞ。

 

でも見た目はなんの変哲もないスウェットパーカというのが良いんですよね。

着た人にしか分からない良さがあります。

と、なんか最近アイテムを紹介する時に同じような表現をしてしまっている気が。

どれも普通のアイテムなので仕方ないところですが・・・

 

また、LOOPWHEELERはヘビーウェイトのがっしりした感じは好きなのですがフードが若干小さく、素材も相まってかぶった時の圧迫感がすごいです。

かぶらない時のバランスを重視して作っているのかもしれないと思えるほどフードの立ち方は格好良いのですが、Parisにいると雨風をしのぐ為にフードはかぶりたいのでそこはマイナスポイント。

(日本だとフードかぶって歩くのはオシャレさんか不審者となりますが、こちらではとても普通です)

その点でもCIOTAはしっかりと立つフードでありながら、かぶった時も余裕のあるサイズなので安心感があります。

 

色はちょっと挑戦してみたくて白を選びました。

汚れは目立ちますが、洗えば良いかなと気にせず着ています。

この春はCOMOLIのレザージャケットに合わせていたら、まんまと色移りしていましたが・・・

 

色違いのクルーネックも購入しましたが、なんとなく勿体無くて出番なし。

今年の秋まで寝かせようと思っています。

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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