LIVIN' IN PARIS

premio gordo “Bawa”

date: 2022.05.31 category: FASHION author:

TF director blogでも書きましたが、premio gordoと一緒に作ったプレーントゥ「Bawa」が発売しました。

1月にブログで書いて以来、特に告知もしてなかったので忘れてしまった方も多いかと思いますが、ちゃんと進行していましたよ。

 

黒とか茶色とか、色展開があって選べるのが普通の革靴の買い方だと思いますが、このBawaはシーズンに1素材(1色)しか作りません。

第一弾なのでまずは一番ベーシックな黒の表革を使いましたが、イタリアのインカス社のベジタブルタンニン鞣しのカーフなので、王道よりちょっと捻っているかも。

黒なんだけどちょっと色が浅いので墨黒みたいな黒です。

清涼感って黒の革靴にはあまり使わない表現かもしれませんが、そんな印象を持ってしまいます。

 

ソールはオイルドベンズという返りの良いしなやかなレザーソール。

滑りにくいので僕は底張りせずに履いていますが、今のところ問題ありません。

(というよりオイルが含まれているので接着では裏張りできないかと)

トップリフトはイタリアのSVIGのもの。

VibramやGOODYEARと違って見かけることの少ないメーカーです。

僕も今回のBawaで初めて知りました。

踵なので普段見ることはないですが、ロゴとパターンが格好良かったので採用しました。

 

ビンテージのサービスシューズのような顔つきの革靴にはもちろんコットンの平紐。

セル(先っちょのパーツ)もプラスチック(よくあるのが透明のもの)ではなく、金属にしています。

ここで真鍮色だとビンテージ感が出過ぎるので、黒にすることで主張を抑えています。

 

興味ない方には全く響かないディテールの積み重ねですが、シンプルなプレーントゥだからこそ、徹底的に拘って作りました。

 

TF LABOをはじめ、日本の限られたショップにて展開しています。

あ、PARKS Parisにも、あります。

 

どんなふうに育つか楽しみな一足です。

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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