LIVIN' IN PARIS

L-2A

date: 2022.09.15 category: FASHION author:

MA-1に続き、CIOTAのL-2Aです。

中学生の頃はフライトジャケット(という言葉も知りませんでしたが)といえばMA-1しか知りませんでしたが、10代の終わりにアルバイトとして入ったミリタリーショップでは僕だけが素人だったので、毎朝僕のために勉強会を開いてもらいフライトジャケットの歴史や年代別のディテールの変化などを教えてもらっていました。

興味ない方からしたらMA-1と一緒じゃん、と思われるかと思いますが、まず色が違います。(当たり前)

中綿がなくて、エポレット付きというのが分かりやすい違いでしょうか。

L-2AとかN-2AとかN-3Aとか、Aが付くのはネイビーカラーです。(多分)

ネイビーカラーのフライトジャケットは格好良いです。(これは正解)

 

MA-1と同様、CIOTAのフライトジャケットはコットンが入ったナイロンなので、あの独特のシャカシャカ感がなくてとても着やすいのです。

アメカジおじさんぽさが少しだけ緩和されます。(それも着こなし次第ですかね)

 

この辺のファスナー周りのディテールはなんだか男心をくすぐりませんか?

あとはMA-1と同様に編みたてられたリブとかも良い。

 

でもですね、個人的な好きなポイントはスーツケースに入れて運ぶときに折れてクセがついてしまったポケットのフラップですね。

こういう事故的な(?)アジの出方もカジュアルウェアだと大歓迎です。

デニムなんかでもミミは片方に寄っちゃってそのまま色落ちが進む方がリアルで良いと思いませんか?

高校生の時はレプリカデニムを買ってミミがちゃんと割れていないと、なんて思ってアイロンがけしたり、両面テープで貼ってみたりしていましたが、あまり綺麗にアタリが出るとレプリカらしさが強くなっちゃう気もします。

 

もちろん、狙ってミミが偏るというのができないから魅力的なんですけど。

と、そんなことをこのフラップを見て思い出しました・・・・

 

雨に日に着ても結構水を弾いてくれていたし、これからの時期に活躍しそうです。

Seki

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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