LIVIN' IN PARIS

990v6

date: 2023.07.21 category: FASHION author:

前回に続き、日本に行く前の儀式的な感じになってしまいそうで怖いですが、新しいニューバランス。

990v3も良かったのですが、何かがしっくりこない。

いや、たくさん履いているんですよ。

楽だし、たくさん歩く時や撮影の時には重宝しています。

でもそれと気分が上がるのとは何かが少し違うもので。

そもそもスニーカーにそれを求めるなという話かもしれませんが。

というわけで990v6のグレーです。

990v3を買う時にも候補に上がったのですが、その時は全くピンとこず。

でも今見たらなんかアリなような気もしてくるから不思議です。

本当は990v6のこのカラーが良いなと思っていたんですよ。

でも実物を見に行ったらネイビーが結構明るくて微妙な感じでした。

ウェブサイトの写真と違いすぎるんです。

 

変わったカラーの99xシリーズは過去何足か気になっては、現物を見てがっかりするというのを僕は繰り返しています。

通販で買ったらショック受ける人いるんじゃないかな、というくらい違いますね。

まあ、これも半年くらいしたら気分が変わってアリになっちゃうかもしれませんが。

この定番グレーの990v6は日本ではもちろんすぐに完売する品番のようですが、フランスでは全サイズが揃うほど余っています。

そしてStarcowではまさかのセールプライス。

というわけで買ってしまいました。

この靴の何が一番良かったかというと、グレーの替え紐が付いているところです。

デフォルトではこのように白い紐が付いているのを見たことがあるかと思います。

この白い紐がすぐモケモケになりそうな素材なんですよね。

990v3の白い紐も数回履いたらすぐにモケりました。

しかしこのグレーの紐に変えた瞬間に、精悍な顔つきになっているではありませんか。

なんか急にアリ。

まだ数回しか履いていないので履き心地を語れるほどではありませんが、他の99xシリーズと比べても遜色ないという感想です。

これを履いて運動するわけでもないですし歩くだけなので「異次元の履き心地」などと煽るほどではありません。

ただ、一点他のシリーズと比べて良いなと思った点が踵の作りです。

踵のクッション部分って、通常は少し内側(足側)にフィットするような付け方(履き口を狭くする)が一般的だと思うのですが、このモデルはその逆で少し外に広がるような付け方になっています。

真横から見た写真で見比べると分かりやすいかもしれません。

この踵のおかげで特に履く時の足入れがとてもスムーズな印象なのです。

踵を潰して履けるのかな?と感じてしまうくらい外向きなのですが、すぐ下にはプラパーツが付いていますし、履いた後は安定感があります。

この踵の作りは他にはないので新鮮に感じましたが、好みです。

 

ニューバランスといえば993のグレーが好きすぎてもう一足買おうかいまだに迷っているほどですが、この990v6はそれを忘れさせてくれるほどのポテンシャルを感じています。

990v6の好きな点は以下の点です。

グレーの替え紐が付いていること。

踵の作り。

フランスで不人気。

 

最後の「フランスで不人気」についてですが、990v6に限らずニューバランスを履いている人はParisでは少なくなりました。

個人的にはここ数年のニューバランスブームで履くのを控えていたので、この流れだとまたたくさん履きたくなるかもしれません。

日本も少し下火になりそうな気配がありますが、果たして。

 

さて、来週からは東京で仕事スタートです。

クラウドファンディングもいよいよ終了間近です。

ラストスパートで皆様にしつこくご支援のお願いをする日々が続くかと思いますが、ご容赦ください。

 

引き続き皆様の応援とご支援を何卒よろしくお願い致します。

プロジェクトページはこちらです。

 

それでは皆様、素敵な週末をお過ごしください。

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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