LIVIN' IN PARIS

Bell-bottoms

date: 2020.06.10 category: FASHION author:

久しぶりのビンテージデニム(パンツを買うのは6年ぶりくらい)はまさかのフレア。

いや、ここはあえて「ベルボトム」と呼びたくなる美しい裾広がり感。

 

ある日、Super Stitchのインスタグラムを見ているとビンテージデニムが入荷した、との投稿が。

デニムはたくさん持っているのでビンテージで買う必要は全くないのですが、様子見がてら行ってみたところ、このデニムの美しさに一発で惚れてしまいました。

Love at first sight…

そうか、一目惚れってあるんだ・・・(え?常識ですか?)

まず品番は507-0217というなかなかマニアックなものです。

507で検索すると王道の2ndタイプのGジャンが出てきますが、パンツは見かけません。

あっても赤タブがほとんどみたいです。

というかそもそもベルボトムをこの時代に探している人っているんですかね。

 

このデニムを見た時、とにかく全てが美しく、穿くかどうかは二の次でも欲しくなってしまいました。

色褪せた綿糸のステッチにリペア跡。

まるでよくできた加工デニムのようです。

 

ベルボトムの品番にも関わらずサイドが巻き縫いなのも珍しいですし、リベット無しなのも良いです。

同時代の606みたいなディテールなんですかね。

 

ただ、やはり購入を(少し)躊躇したのはこのシルエット。

ファッション業界では数年前からフレアの流れが来ているとは言え、流石にここまでの広がり方はどう穿きこなして良いものやら迷いました。

でも天邪鬼的に見るとこんなに面白いアイテムもありません。

 

とことん70年代の人になりきってみるのも楽しいかと思い、昨日のデニムジャケットを合わせてみたところ色味もバッチリ。

少しヒールの高いLe Yucca’sのブーツを合わせれば完璧です。(何が?)

なんだか新しい扉が開いた気分。

The new door in front of me has just opened?!

 

マンネリを大きく打破するどころか、自分自身のスタイルを根底から変えてしまいかねない危険なアイテムの魅力にどっぷりハマりそうです。

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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