名前は知っていたけれど、ちゃんと見た事のなかった服(やブランド)って実は多い気がします。
その代表格(?)が先日お邪魔したMARCEL LASSANCE。
1976年に最初のショップをSaint Germain des Presにオープンしたという事は、40年(!)の歴史があります。
1990年代には日本でも直営店を展開していた時期があったようですが、その時には自分が興味を持っていなかったようです。
その当時は興味がなかった(その当時の方が日本では有名な)ブランドに時を経て初めて訪れる、というのは自分とファッション(だけではなく生活も)のサイクルが作った流れなので面白く感じます。
きっと日本のセレクトショップで出会っても「あ、なんか聞いた事ある」くらいで、そこまで興味を持てなかったと思います。
潔いくらい、NAVYとGRAYの店内。
他にはシャツでWHITEやBLUE。
男性のワードローブに必要な色が揃っていると感じました。
とは言え頑固な洋品店という訳でもなく、現代的なアイテムもセレクトされているのが素晴らしいです。
日本のnanamicaはMARCEL LASSANCEご本人も絶賛のクオリティです。
奥に見える紳士がMARCEL LASSANCEさんで、運が良ければ店頭で会えるようです。
本人の着こなしがとても素敵だったので、写真をお願いしてしまいました。
この力の抜けた上品さ・・・
参考にしたいです。
そして、フランス人の彼がいつも履く革靴はアメリカのAldenなのです。
彼は実際に「Aldenしか履かない」と言っていまして、中でもコードバンのNo.8(バーガンディ)が一番好きだそうです。
先日書いたRESOLUTEの話もそうなのですが、僕はやはりこのバランス感覚がとても好きなんだな、と改めて思いました。
そして、こういったバランス感覚は日本人が一番上手いとも思っています。
「Aldenのヨーロッパでの最初のカスタマーはうちのショップだよ」と彼が言うように、Aldenの定番モデルが揃っていました。
日本では長らく入荷待ちのモデルも定期的に入荷するとの事でしたので、ParisでAldenを買う、というツアーも今の為替を考えるとアリかもしれません。
ムッシューMARCEL LASSANCEに刺激を受けて、僕が新しいAldenを買ってしまう未来が見えます・・・
You can see me buying a new pair of Alden, influenced by monsieur MARCEL LASSANCE…
Seki
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