12~13世紀に繁栄した街、プロヴァンへ行ってきました。
パリから電車で1時間半で行ける世界遺産の街です。
12~13世紀以降は、だんだんと街が衰退していったそうなのですが、逆にそれが功を奏して、中世そのままの街並がいまも残され、2001年に世界遺産として登録されたのだそう。皮肉な話ですが。
行き方は、Gare de l’Est駅からSNCF国鉄のProvins行きに乗って終点まで。電車は一時間に一本くらいです。片道11ユーロ程度ですが、ゾーン5内なのでナヴィゴを持っていれば追加料金などなし、無料で行けます。
半日ほどでパリから行って帰って観光できるくらいの距離なのに、パリとはまったく違った景色を堪能できます。私の場合は、11時くらいに家を出て、18時には帰って来れました。お手軽ですねー。以下、見どころ紹介です。
・サン・ジャン門と城壁/13世紀に建てられた城壁。一部、城壁の上にも登れます。その上からの景色と言ったら。
黄色いのは菜の花畑です。
・シャルテル広場/旧市街地の中心にある広場。カフェやレストランが並んでいます。 犬用の水飲みBARも。 名産品であるバラ&チョコレートのソフトクリームを発見。ピンクと茶色のフォトジェニックなやつを期待したのですが、バラ味のほうは白かった…
・セザール塔/街のシンボルの塔。こんな石をどうやって積み上げたのか…。昔の人に思いを馳せます。藤が見頃。地図も持たず、普通に歩いているだけでもいい感じの景色に出会えます。
また、プロヴァンは最古のバラの発祥地としても有名で、おみやげ屋さんにはバラを使ったシロップやジャム、コスメなどがたくさんありました。 ちょっと外れたところにある地味めのお土産屋さんの佇まいがよくて、暗い店内におそるおそる入ってみると、これが当たり。店内は撮影禁止だったので写真がないのですが「Les Comptoirs des Colporteurs」というお店でした。内装もラインナップも他のお店よりセンスがよくて気分があがり、ローズシロップを購入。店主のおじさんがこんなかわいい感じにラッピングしてくれました。ピンクとグリーンの包み紙は、バラモチーフ? かわいくて開けられません……。
ここは日本でいうと、川越に行くような感覚でしょうか…
道中の電車からの景色もなかなか良いので、旅行の際に、パリ以外も行ってみたい!という人にはなかなか良い街だと思います。
OKAMOTO