LIVIN' IN PARIS

HBT

date: 2017.06.07 category: FASHION author:

以前にも書きましたが、僕のファッション業界での仕事スタートはミリタリーショップからでした。

As I wrote before, my origin of fashion industry was a military shop.

ただの古着好きだった僕にミリタリーウェアの歴史や装備(!)など、ありとあらゆる事を当時の店長をはじめ、先輩達に教えて頂きました。

特に軍パンと呼ばれる6ポケットパンツはアメリカだけでなく、ヨーロッパ各国のものを所有する程、一時期ははまっていました。

その後、自分の着る服のスタイルの変化によって少しずつ手放していき、いつしか自分のワードローブからミリタリーウェアは消えました。

今回、会社を設立するタイミングという事もあってか、自分の中で原点回帰的な意識が働いたのかどうかは分かりませんが、当時の先輩が働いているミリタリーショップにて見つけたジャケットを購入してみました。

HBTとはヘリンボーンツイルの略で、魚の骨に似た形状の模様が入ったコットンの素材で、日本だと杉綾とか呼ばれています。

このジャケットはアメリカ軍が採用していたもので、1949年製造となっています。

今から70年前のジャケットがデッドストック(新品)で出て来たとあれば、さぞかし値段も高いのだろうと聞くと、1万円とのこと。

古いものを安く手に入れられる嬉しいような、自分が欲しいものの人気がない寂しいような、複雑な気持ちでのお買い上げとなりました。

聞くと、同様のジャケットは何着かデッドで入荷したのですが、全然人気がなく、しばらく残っていたそうです。

そういったストーリーも個人的には物欲をそそられてしまうのですが・・・

洗っていないジャケットからは20年前に毎日嗅いでいた匂いがしました。決して良い匂いではありませんが懐かしい気持ちになります。

もちろん着る前には洗濯をしました。

匂いもそうですが、やはり一度洗ったコットンの風合いはとても好きなものです。

I love the feeling of washed cotton as well as the smell of vintage jacket.

袖先まで太い筒状になっているので、袖まくりをしやすく、これからの季節Tシャツに羽織る用に使えそうだなと思いました。

合わせるアイテムも白Teeに褪せたブルーデニム・・・といきたいところですが、いつもとは雰囲気を変えて、グレーのTシャツにブラックデニムで少しだけ男っぽい感じも、なんだか気分です。

 

僕にとって久しぶりの軍モノ。今回は手放さずに長く着たいですね。

Seki

 

test

PROFILE

test

関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

test

岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

page top