LIVIN' IN PARIS

BRUTUS Magazine ‘Anonymous’ Issue

date: 2017.08.01 category: ANONYMOUS author:

本日から発売しましたBG-01ですが、おかげさまで多くの方にお買い物して頂いてます。

ありがとうございます。

 

本日はAnonymousつながりで雑誌を一冊ご紹介します。

以前もご紹介した中目黒の名店waltzのオーナーである角田さんからプレゼントされたBRUTUS。

今から10年以上も前の号ですが、特集の内容もあってか全く古さを感じさせません。

アノニマスって片仮名で書くのも字面が格好良いですね。

僕がショップのコンセプトを考えるにあたって、この号から影響を受けたのは明白です。

I was influenced by this magazine for the shop concept.

It has established over 10 years ago, but I never feel oldness from this magazine.

 

内容はまずアノニマスデザインを定義づけるところから始まり、古今東西のアノニマスなモノを紹介しています。

アノニマスって別に難しくなくて、普段自分たちの身の回りにあるものほとんどがアノニマスデザインのものだったりします。

見る人や使う人がそれをデザインとして意識していないだけで、全ての人工物はデザインされています。

なのでアノニマスデザインはそもそも「好き」「嫌い」で論じる事が出来ないくらい、ずっと身近にあるものなのです。

例えばよく見る文房具だってアノニマスデザインです。

考えてみれば鉛筆だって全部あの形ですもんね。

他にはトイレットペーパーが例に出ていて、「確かに!」と思ってしまいました。

でもそれを普通はわざわざ考えたり、意識したりはしないと思います。

そこにアノニマスの面白さがあって、僕はファッションにもその考えを持ち込みたいと考えています。

シャツやデニム、Tシャツなんかも本来はアノニマスなデザインなはずです。

そこにブランド名が付いて、付加価値がプラスされるのがファッションビジネスなのですが、その付加価値が付く前の状態を皆様に見てもらって、判断してもらう、というのが僕のやろうとしているショップなんだと思います。

 

ちなみに、この号はファッション特集はないのですが、巻末のBRUT @ STYLE(毎号掲載されている4Pのファッションページ)は大好きな白山さんのスタイリングによるものだったので、僕にとっては二度美味しい号となりました。

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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