LIVIN' IN PARIS

M8

date: 2020.05.07 category: OTHER author:

FUJIFILM2台続き、最後はLeica M8です。

 

「やはりカメラを見た目で選んで良かったな」

昨日書きましたが、どうでしょう、このカメラらしいカメラは。

僕がここでライカの写りについて語るよりも、見た目を語る方が健全かと思います。

 

「カメラらしいカメラ」と書きましたが、それもそのはず1954年に発売した初代M3から基本的なデザインは現代に到るまでほぼ変わっていないのです。

なんかこれって時計や革靴のデザインにも言えそうですし、Leicaに限らず有名ブランドが有名であるのはそういう「定番」を作り続けている結果な気がします。

I think camera is like watch or leather shoes.

 

まず、持ってみると予想よりも重くズッシリとした印象を受けます。

とは言え重量は500グラム台なので、他社のフルサイズミラーレスデジカメと比べてもそこまで変わらないのですが、見た目がコンパクトな分重く感じるのかもしれません。

もちろんそれは最初の印象だけで、グリップもないのに持ちやすいですし、重さが気になる事はありません。

そして何よりこの金属の塊感が好きな方は多いと思います。

僕にとっては初めてのマニュアルフォーカス、初めてのレンジファインダーでしたが、これがなかなか楽しい。

まあピントはあまり合わないんですけど、そこまで神経質にならずに。

オートフォーカスの場合、シャッター半押しでピント合ってからシャッター全押しという流れだと思いますが、マニュアルだと一度ピントを合わせてしまえば同じ構図ならそのまま何枚も取れてしまうのも、当たり前ですが楽で良いです。

普段マニュアルを使っている方からすれば何を今更と思われるかもですが、オートフォーカスに慣れているととても新鮮です。

 

写真の上がりに関しても今まではJPEGで撮っていましたが条件によってだいぶクセがありすぎるので、なんだか写真がすごく下手になった気分で(いやもちろん下手なんですけど)しばらく離れていたのでした。

ですが、最近はDNGで撮って現像することを覚えたのでまた使うようになりました。

 

格安で購入したので今まで気にしていなかったのですが、センサーの汚れが結構目立つ(空とか撮るとゴミだらけ)ので一度クリーニングに出そうかと思っています。

これも時計や革靴みたいですが、修理しながら長く使っていけたらなと思います。

 

さて、この3日間のカメラブログは毎回関連する欲しいカメラを最後に書くというお約束になってきていますが、もちろんLeicaでも欲しいカメラはたくさんあります。

汎用性も考えて一台で全部まかなえそうなQ2も気になりますし、モノクロームしか撮れないでお馴染みのシリーズ最新作であるM10モノクロームも最高ですよね。

でもそもそもモノクロ写真を撮りたいってあまり思わないので、買ってもしょうがないんですが・・・

 

となると、どうせならフィルムに行ってしまってMPが良いかもしれません。

ストイックさなら完全機械式のM-Aなんでしょうけど、MPの方がブラックペイントなので経年変化が楽しめそうです。

 

・・・なんて買えないのに妄想だけは膨らんでしまって、結局は自分の欲深さを再認識するだけのブログになってしまいました。

カメラに限らずその道にハマる事を「沼」と呼びますが、僕はまだ踝くらいまでかなと思っているので、いつでも抜けられるはずです。

でも3年前にX-T10を買った時はそこに「沼」がある事も知らなかったのですが・・・

Seki

 

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PROFILE

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関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

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岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

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