Suit and Watch
date: 2021.09.15 category: OTHER CITY author: SEKI
「背広と時計」
男性にとって大切な二つのもの。
今回はそんな二つのものをご紹介します。
僕はよく移動します。
移動という行為がちょっとだけネガティブな響きを持ってしまう今日この頃ですが、それでもやっぱり移動します。
その時に着るスーツが欲しいなってずっと思っていました。
いわゆるトラベルスーツは便利だけれど着ていて高揚感のある美しい天然素材を使ったもの。
旅をするのにあると便利なポケット。
そして日常でタフに扱える丈夫さ。
そんなスーツを元MARGARET HOWELLのデザイナー藤内さんと一緒に作りました。
カジュアルなんだけどリラックスできる。
移動 (Travel)してその滞在 (Stay)先でも快適に。
そんな思いを込めてブランド名を「T&S」と名付けました。
そしてこれは藤内さん (T)と関 (S)の頭文字でもあります。
もうお気付きでしょうがこのブランドはとっても個人的なものです。
僕が着たいスーツを藤内さんの思う最高の素材とデザインで仕立てる。
そんなプロジェクトです。
縫製を自分たちでする事はできないから、せめて洗いだけでも自分たちでという事で先日全てのスーツを手洗いして乾かしてきました。
旅先で洗って新しい気分でまた出かけられるように。
その皺の一つも思い出になるように。
そしてもう一つ。
僕の大好きな時計。
昨年フランスではConfinement(外出規制)があり、自由な時間がたくさんあったのでヨーロッパのオークションでいくつかの時計を集めてみました。
有名ブランドのように価値が上がりすぎて日常使いができない時計ではなく、僕が良いと思ったデザインを集めました。
1950年代から70年代の機械式時計のみ。
クラシックすぎず今使っても違和感のないデザイン。
僕は時計の素人ですが、好きなデザインには共通点があるかもなって集めてみて思いました。
安心してお使い頂ける様に水谷さんにご紹介してもらった時計職人の中田さんにメンテナンスをして頂きました。
ただメンテナンスするだけではなく、その時計それぞれに合わせたベルトも、僕と水谷さん、中田さんの3人で選びました。
バッチリ合うものからちょっと違和感あるものまで、楽しんでもらえるラインナップにしています。
「背広と時計」
僕にとって個人的な二つのものをご紹介します。
あ、今回のスーツに合いそうなAnonymousのシャツも少しだけ持っていきます。
こんなご時世ですが皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
Seki