結局ブログを二週間お休みしてしまいました。
その間もPARKS Parisをメインに色んなお仕事は平常運転。
ファッションウィーク明けにはMATURE HA._MILの秋冬の撮影をしてきました。
ん?もう次の秋冬?
いえいえ、今の秋冬です。
夏前から計画していたのですが、延びに延びてしまいすっかりこんな時期に・・・
いつもは少人数でやるので思いついたら即実行なのですが、今回は所謂ファッションシューティングをやってみたくなり、そのメンバーのスケジュール調整が大変だったという言い訳があります。
近年僕が関わってきた撮影はもうちょっと日常的というか、あまり作り込まないものが多かったのですが、久しぶりにこういう気分なのかな。
スタイリストの方と仕事をするのも久しぶりで、良い刺激になりました。
写真はいつものChuckにお願いしたのですが、今回は全編フィルム撮影。
ライティングのチェックなどにはポラ代わりにデジタルで撮影し、そこからはフィルムで1ロール。
デジタルだと皆がモニターの前に張り付いて画像をチェック、なんてのが近年の撮影風景ですが、それとは違いフォトグラファー以外は絵を見る事ができません。
僕が仕事で撮影に立ち会うようになった20年ちょっと前はまだ雑誌なんかでもフィルムでの撮影も多く、最初にポラを切り、確認後に撮影スタート、ライティング変えたらまたポラを切り、確認したらまた撮影なんて流れでした。
ロケだと太陽が雲に隠れたりして露出が大幅に変わるので、その度にポラを切り直したりしていたのも記憶に残っています。
あとそもそもポラで出てくる絵の雰囲気が独特(格好良い)すぎて、本番の写真の参考になるのかな?なんて思うこともありました。
そんな古き良き時代の撮影スタイルを思い出す一日になりました。
でもChuckと話していると最近はモード誌の撮影でもフィルムで依頼される事が多いなんて聞くので、また流れが変わってきているのかもしれませんね。
スナップ写真とかをフィルムで撮影するのならまだしも、バリバリモードの写真をスタジオでフィルム撮影なんて、良い流れだし面白いなって感じています。
予定通りに撮影が進み、最後に一本フィルムが余ったからもう1ルック組もうかなんて話になり、撮影したスタイリングがこちら。
僕がその日着てきたMA-1をその辺に脱いで置いていたのをスタイリストが着せてましたが、個人的にはこの日のベストスタイルと思える出来栄え。
でもそれに浮かれて終了後にタクシーに乗ってからスタジオにこのMA-1を忘れたのに気付きましたが・・・
もうオンシーズンのビジュアルなので、現像が終わり次第すぐに公開できると思います。
僕もまだ見ていないので、仕上がりが楽しみです。
Seki