春夏シーズンに最適なブルーのシャンブレー。
いつもの定番オックスと同じブルー(の色味)を目指して作りました。
今までのオックスフォードのブルーは生地染めでしたが、先染め(糸の段階で染めてから生地を織ること)がやってみたくて作ってもらった特別な生地。
そもそもシャンブレーってどんな素材なの、って思うのって僕だけですかね?
なんとなく、デニムじゃないんだけどそんな水色(とかグレー)で、薄い生地でカジュアルシャツによく使われている、くらいの認識。(僕の認識が雑ですみません)
ちゃんと調べてみると「タテ糸に色糸でヨコ糸に白糸(タテ糸とは別の色の糸)を使った平織りの生地」だそうです。
すごく分かりやすく言ってしまうと、タテとヨコの糸の色が違う平織りはシャンブレーと言うようです。
デニムの場合は色糸と白糸を使うのは一緒で、平織りではなく綾織りなのが違う点ですよね。
インディゴ染めのシャンブレーもよく見るし、そういうのもあってなんとなくデニムと仲間みたいに捉えてしまっています。
で、今回の生地。
タテ糸が白で、ヨコ糸がブルーです。
それだとシャンブレーにならないんじゃないか?という声が聞こえてきそうですが、シャンブレーと呼ぶ方が伝わりやすいかと。
正確に言えば「平織りのダンガリー生地」となるのでしょうか。
そして織り方はタテ3本、ヨコ2本の変形オックスフォード。
皆さんが想像するような通常のオックスフォードの織り方だとこういうブルーとは違うと思いませんか?
もっと白が強いというか。
この生地はヨコ糸のブルーがより強調されて、最初の話に出た生地染めのブルーのトーン(でも先染めならではの光沢がある)に仕上がっています。
・・・って生地の蘊蓄は詳しくないクセに長くなってしまいます。
S Hらしい他にはない生地のシャツ。
そして新しい生地にも今までの生地の流れがちゃんと組み込まれている。
オックスフォード特有の膨らみのある生地がやっぱり好きなのかな。
シワの出方も良い。
このシワが光沢を消してくれて、良い意味で色気がなくなる感じがとても好みです。
(分かりにくい好みで申し訳ないです)
PARKS Parisにも今週入荷予定です。
Seki