
FUJIFILMはX-T10にはじまり、昨年はX-T4をメインに、予備でX-H1という2台体制にしていましたが、この予備というのはなかなか出番がないんですよね。
どちらか壊れた時に同じように使えるという意味では同じフォーマット(センサーサイズとかマウント)が良いのでしょうが、頻繁に使う機会がない予備機であれば、ちょっと違う方向性にしてしまうのも楽しいかもと思い、X-H1を下取りに出してGFX 50Sにしてみました。
GFX 50SはFUJIFILMが出したラージフォーマットサイズのカメラで、35mmフルサイズセンサーよりも大きいものを使用しているのが特徴です。
いわゆる中判センサーってやつですね。
中判センサーと言ってもデジタルバック時代の645フルフレームよりは小さいのですが、そのあたりはマニアックな世界になりそうなので、まずは中判と一括りにしてしまいます。
センサーサイズが変わるとレンズマウントも変わってしまうので、X-T4で使っているレンズは使えません。
GFX純正レンズを買うお金はなかったので、まずは手元にあったLEICAFLEX SL-2のレンズを使っています。
といっても、この写真に付いている巨大なレンズはそれではなく、3万円くらいで購入したライカのバリオエルマーというズームレンズです。
最近のズームレンズは回して焦点距離を帰るのが普通ですが、これは直進式と言って前後に繰り出すことで焦点距離が変わるものです。
感覚的にズームを使えるのでなかなか良い機構です。
しかもこのレンズは日本製。
ミノルタがOEMで作っていた時代のレンズみたいです。
ライカなのに日本製というのが不人気の理由の一つなのか、安い値段で買えるのも魅力です。
このあたりの写真はこのレンズで撮影しています。
ちょっと変態的なレンズの見た目に加えて、縦型グリップをカメラに付けているのでもはや原型が分からなくなっているのですが、GFX 50Sのフォルムってとても格好良いんです。
現行のGFX 50S IIは手ぶれ補正も付いているし、機能性は高まっているんですがフォルムは普通のカメラって感じになってしまいます。
Leica SLと同じで初代がやっぱり最高のデザインというのはいろんなジャンルでも言えそうです。
それにしても今更2017年のカメラを買って、マニュアルフォーカスで撮影するというのは、一体どこを目指しているのかと思うこともあります。
でもそれが自分にとっての楽しめる気持ちに繋がって、結果的には自分のスタイルになっていくのかなとも前向きに捉えています。
瞳AFとか使ったことないですし、今の自分には必要ない機能ですね。
その分、ピンボケもするし手振れもしますが・・・
いろいろと書いていますが、要は使ったことのないカメラを使う理由を探し続けているということでだいたい合っているのかと。
これからも言い訳たくさんで素敵なカメラやレンズとの出会いを楽しもうと思っています。
Seki