LIVIN' IN PARIS

After Lille

date: 2022.01.20 category: PARIS author:

昨日の続きです。

 

カメラを購入した安心感からか、その日の夜から体調を崩し、次の日は息も絶え絶えにParisに帰ってきました。

一緒に行った家族にしたらたまったもんじゃないですよね・・・

 

年末年始はずっと寝込んでおり、先週からようやく復活したので、やはりここは新しい135mmのレンズを試さねば、とライカSLに装着して仕事帰りに夜の街に繰り出しました。

(と言っても帰り道に撮影しながらというくらいの軽いものです)

 

久しぶりの夜の撮影を楽しんだ後、バックパックにカメラを仕舞い、さあ帰ろうと駅の改札へ。

Parisの地下鉄の改札は切符(紙の切符は段階的に廃止されます)を買わずに前の人にくっ付いて一緒に通ろうとする人が結構多いです。

かなり密着するので気持ちの良いものではないですが怒るほどでもないしな、という感想を個人的には持っています。

しかし、それが仇になりました。

 

その日も男性から後ろにぴったりくっ付かれて一緒に改札を抜けたので、なんか気持ち悪かったなとバックパックを見るとファスナーが全開に・・・

さっきしまったはずのカメラとレンズはもちろんありませんでした。

 

慌てて追いかけようと改札を出て外に向かいましたが、そもそも犯人の顔も見ていないので、どうしようもできず、ただただパニック状態になりました。

自分で書いていて辛い・・・

 

フランスに引っ越してきて今年で7年ですが、今までスリなどの被害に遭ったこともなく、どこかで油断があったのだと思います。

出張で来ていた頃は貴重品を入れる場所にも気を使い、地下鉄内ではiPhoneを絶対に出さないなど念には念を入れていました。

(最近は珍しくなくなりましたが、当時はiPhoneを使っている人はまだまだ少なく、地下鉄内で持っているとひったくりにあう事例が多く報告されていました)

コロナ以降で治安が悪くなったとは聞きますが、元から悪かったのですから、やはり変わってしまったのは自分だったのだなと深く反省しています。

 

それにしてもライカSLとレンズ・・・

あの時もっと気を付けていればと後悔ばかりが残ります。

 

物欲ブログのシリーズがまさかこんな締めになるとは年末には思わず。

皆様も海外旅行の際(特にParis)はくれぐれもお気を付けてお過ごしください。

 

今年はM型ライカのフィルムとデジタルをたくさん使ってSLの供養をしていこうかと思っております。

はーーーーー・・・

ため息しか出ません・・・

 

ちなみに僕はこの日以来バックパックを禁止としました・・・

Seki

 

test

PROFILE

test

関 隼平 / JUMPEI SEKI


FASHION IMPROVER

1979年東京生まれ。2008年に1LDKの立ち上げに参加し、全店舗のバイイング、マネージメントを行う。2015年からはパリ店勤務となり2016年に独立。Fashion Improverとして様々なショップ、ブランドの価値を高める仕事をパリにてスタートさせる。
instagram.com/sekijumpei/
sekijumpei@gmail.com

test

岡本 真実 / MAMI OKAMOTO


EDITER / WRITER

東京生まれ。大学卒業後、いくつかのメンズ、レディスファッション誌のエディターを経て、2015年6月よりパリ在住。現在、フリーランスの編集者として活動中。
mamio.kamot@gmail.com

page top